外壁塗装の費用相場はいくら?塗料、坪数ごとの価格や適正相場まとめ
- 2019.04.09
- 2021.04.12
- 外壁塗装の費用相場

「外壁塗装にいくらぐらいの費用が必要なのかがわからない」
「業者から見積をもらったけど、騙されていないか不安」
「見積価格が安いのか高いのかわからない」
こんな疑問をお持ちではないですか?
大まかにいうと、外壁塗装の相場価格は70~120万円程度です。
ただし、条件によってはこれよりも高くなることもあれば、安くなることもありますので、どのような条件で相場価格が変動するのかをしっかり把握しておくことが重要です。
この記事では、外壁塗装に関する6,000件以上のご相談に対応してきた外壁塗装パートナーズだからお伝えできる、相場価格の考え方を解説します。
この記事を読めば
- 延床面積ごとの相場価格
- 塗料別の相場価格
- 騙されずに外壁塗装をお得にする方法
が絶対にわかります!
外壁のリフォームや外壁工事を考えている方は是非最後まで読んでみて下さい!
- 1. 外壁塗装における費用と相場の目安
- 2. 外壁塗装の坪数ごとの費用相場・価格表
- 3. 外壁塗装の費用相場は塗料の種類で変わる
- 4. アクリル/ウレタン/シリコン/ラジカル塗料のコスパの良さは?
- 5. 外壁塗装の坪数と塗料の費用相場価格表
- 6. 「外壁塗装+屋根塗装」の費用相場は?
- 7. 築年数によっても外壁塗装の費用は変わる
- 8. 外壁塗装の費用相場は築20年が境目
- 9. 外壁塗装の工事費用の内訳
- 10. 外壁塗装の原価や業者の利益はどれぐらい?
- 11. 外壁塗装費用を安くする6つの方法
- 12. 外壁塗装費用の支払い方法
- 13. 外壁塗装費用の支払いのタイミング
- 14. 外壁塗装には助成金もある
- 15. 外壁塗装の費用相場に関わる項目まとめ、賢くお得に外壁リフォームをしましょう
外壁塗装における費用と相場の目安
冒頭でも触れましたが、大まかにいうと、外壁塗装の相場価格は70~120万円程度です。
とはいっても、「120万円以下なら必ず適正価格」というわけではなく、
- 塗装面積(延べ床面積)の大きさ
- 使用する塗料の種類
- 外壁の傷み具合
などによって、相場価格は異なります。
また、当然ですが、外壁塗装だけではなく、屋根塗装や付帯工事が発生する場合にはその分の費用が上乗せになることも忘れてはいけません。
つまり、外壁塗装の見積価格が適正かどうかを見極めるためには、色々な条件を多面的に考えなければいけないということです。
ですので、この記事では外壁塗装の相場価格を様々な切り口でお伝えしていきます。
この記事は一般住宅用を想定しております。
ビル・アパート・マンションの外壁塗装を検討している方は下記記事をご参照下さい。
>>アパートの外壁塗装 相場や塗料選びのポイントをご紹介!入居率アップにも有効!
>>マンションの外壁塗装を総まとめ 相場費用や塗料・業者の選び方など
>>ビルの外壁塗装の相場は?塗装費用とオーナーが知っておくべき知識
外壁塗装の坪数ごとの費用相場・価格表
まずは、建物の坪数ごとの相場価格です。
当たり前と言えば当たり前ですが、外壁塗装は「塗る面積」が増えれば増えるほど価格が高くなります。
以下は代表的な塗料である「ラジカル塗料」を使用した場合を想定した、坪数ごとの相場価格です。
坪数 | 相場価格 |
---|---|
~25坪(~82.8㎡) | 80万円 |
~30坪(99.3㎡) | 90万円 |
~35坪(115.9㎡) | 100万円 |
~40坪(132.4㎡) | 110万円 |
~45坪(149㎡) | 120万円 |
上記の通り、坪数に応じて相場価格が異なります。
塗装面積の算出方法がわからないという方は、以下の記事を読んでみてください。

外壁塗装の費用相場は塗料の種類で変わる
塗料によっても外壁塗装や外壁リフォームの価格には差がつきます。塗料別の相場価格は以下の通りです。
各塗料の特徴もかんたんにまとめました。
塗料の種類 | 相場価格 | 塗料の特徴 |
---|---|---|
アクリル樹脂塗料 | 70万円 | 最も安価で、紫外線に弱く耐久性は低い。 倉庫など塗り替えが多い場所には最適。 |
ウレタン樹脂塗料 | 80万円 | 安価でほどほどの耐久性がある。 安く済ませたいという場合におすすめ |
シリコン樹脂塗料 | 85万円 | コストと性能のバランスが良い。人気の塗料。 |
ラジカル塗料 | 90万円 | シリコンよりも高性能な新世代塗料。シリコン樹脂塗料と並び、選ばれることが多い。 |
フッ素樹脂塗料 | 100万円 | 価格は高いが耐久性は高い。塗り替え回数が減るのでトータルコストには優れている。 | 無機塗料 | 110万円 | セラミックやケイ素などの無機物を配合した高耐久塗料。非常に高価で工事価格が跳ね上がることもある。 |
アクリル/ウレタン/シリコン/ラジカル塗料のコスパの良さは?
30坪の場合、最も安価なアクリル塗料と最も効果な無機塗料では50万円程の差がつきますが、
では、高額な光触媒塗料や無機塗料はただの贅沢品なのかというと、そういうわけではありません。
なぜなら、基本的には価格の安い塗料ほど短寿命、価格が高い塗料ほど高寿命になる傾向があるからです。
耐用年数と価格のバランス、つまりコストパフォーマンスもまとめると以下の表になります。
塗料の種類 | 相場価格 | 耐用年数(目安) | コスパ(相場価格/耐用年数) |
---|---|---|---|
アクリル樹脂塗料 | 70万円 | 7年 | 10.0万円 |
ウレタン樹脂塗料 | 80万円 | 12年 | 6.6万円 |
シリコン樹脂塗料 | 85万円 | 15年 | 5.6万円 |
ラジカル塗料 | 90万円 | 17年 | 5.3万円 |
フッ素樹脂塗料 | 100万円 | 20年 | 5.0万円 |
無機塗料 | 110万円 | 20年 | 5.5万円 |
ご覧の通り、総額の相場価格が比較的高いラジカル塗料やフッ素樹脂塗料、無機塗料も長期的に考えればお得であることがわかります。
ご予算とコストパフォーマンスのバランスを考えて最適な塗料を選ぶようにしましょう。
また、業者によって提案できる塗料は異なりますので、複数社から様々な塗料の提案を聞いて比較した上で契約をするのが、お得に外壁塗装をする一番のポイントです。
ちなみにコストを抑えるために、塗装をする部分ごとに異なる塗料を使うことも可能です。
例えば、外壁部分にはラジカル塗料を、直射日光や雨風にさらされることのない付帯部分にはウレタン塗料を使う、といった具合です。
塗料が劣化しにくい部分には安価な塗料を使うことで、トータルコストを下げることが可能になります。

外壁塗装の坪数と塗料の費用相場価格表
ここまでで外壁塗装の「坪数別」と「塗料別」それぞれの相場価格について解説してきました。
両方を組み合わせた、「坪数別」×「塗料別」の相場価格についても見てみましょう。
坪数 | アクリル | ウレタン | シリコン | ラジカル | フッ素 | 無機 |
---|---|---|---|---|---|---|
~25坪(~82.8㎡) | 62万円 | 71万円 | 76万円 | 80万円 | 89万円 | 98万円 |
~30坪(99.3㎡) | 70万円 | 80万円 | 85万円 | 90万円 | 100万円 | 110万円 |
~35坪(115.9㎡) | 78万円 | 89万円 | 94万円 | 100万円 | 111万円 | 122万円 |
~40坪(132.4㎡) | 86万円 | 98万円 | 104万円 | 110万円 | 122万円 | 134万円 |
~45坪(149㎡) | 93万円 | 107万円 | 113万円 | 120万円 | 133万円 | 147万円 |
このように坪数×塗料の組み合わせによって、価格が大幅に異なります。
「外壁塗装+屋根塗装」の費用相場は?
外壁塗装をするときに屋根塗装もまとめて済ませるというケースは非常に多いです。
外壁リフォームだけでなく屋根塗装もセットにした場合の相場価格は以下の通りです。
坪数 | アクリル | ウレタン | シリコン | ラジカル | フッ素 | 無機 |
---|---|---|---|---|---|---|
~25坪(~82.8㎡) | 73万円 | 84万円 | 90万円 | 95万円 | 105万円 | 116万円 |
~30坪(99.3㎡) | 86万円 | 98万円 | 104万円 | 110万円 | 122万円 | 135万円 |
~35坪(115.9㎡) | 98万円 | 112万円 | 118万円 | 126万円 | 139万円 | 153万円 |
~40坪(132.4㎡) | 110万円 | 125万円 | 133万円 | 141万円 | 156万円 | 171万円 |
~45坪(149㎡) | 119万円 | 137万円 | 145万円 | 154万円 | 171万円 | 189万円 |
屋根塗装の相場価格の詳細は下記記事をご覧下さい。

築年数によっても外壁塗装の費用は変わる
築年数が経っている建物ほど、工事代が高くなる傾向があります。
これは、外壁塗装自体の費用が高くなるというよりは、建物の傷みや劣化によって、付帯工事が必要になるケースが多いからです。
おおよその費用は下記表にまとめました。
築年数 | 坪数 | 工事費用の目安 |
---|---|---|
10年 | 30坪 | 100万 |
20年 | 30坪 | 100万 |
30年 | 30坪 | 150万 |
40年 | 30坪 | 200万 |
実際に弊社にご相談いただく方の事例を見ても、築年数が経っている建物ほど工事代が高くなっています。
外壁塗装の費用相場は築20年が境目
築20年を目安に変化する劣化症状を下記表にまとめてみました。
劣化症状(築~20年) | 劣化症状(築20年~) | |
---|---|---|
サイディング | チョーキング・カビ | ゆがみ・剥がれ |
モルタル | チョーキング・カビ | 内部への浸水・建材への影響 |
塗装は築20年をラインに修繕内容が大幅に異なります。
築20年未満の場合は塗装前に下地処理をするだけで修繕が可能です。
築20年を目安に部分的な張り替えやカバー工事が必要になることが多く、塗装費用にプラスして板金工事の費用が発生します。
もちろん築年数が経過していても、10年毎など定期的にメンテナンスや塗装をしている家であれば、そこまで大幅な修繕費用は発生しません。
しかし、外壁のサイディングは張り替え目安が30年程となっています。
いずれにしろ築30年以上経過した建物では塗装以外の工事を提案される可能性も高いです。
外壁塗装の工事費用の内訳

上の画像は外壁塗装の工事費の内訳です。それぞれの割合は一般的なケースを想定しています。
画像の通り、外壁塗装の工事費は大きく分けて以下の5つに分かれます。
- 外壁の塗装費用
- 付帯部の塗装費用
- 足場代
- 高圧洗浄費
- 養生費
下記では平均費用や単価の目安をご紹介しますが、適正単価は言い切りにくいのが正直なところです。
参考として把握して頂ければ幸いです。

外壁の塗装費用 平均40~50万円
言葉通り、外壁を塗装するのにかかる費用のことです。
付帯部の塗装費用 平均15万円
付帯部の塗装費用とは「雨どい」や「基礎」「軒天(のきてん)」「破風板(はふいた)」など、外壁部以外の塗装にかかる費用を指します。
ちなみに「雨どい」とは屋根から流れる雨水を集めて、地面に流す設備です。
「軒天(のきてん)」は軒下から見える屋根の裏面部分、「破風板」は屋根の側面です。
外壁塗装をする際にはこれらの付帯部も塗装をするのが一般的です。
足場代 平均15万円
外壁塗装の費用で大きなウェートを占めるのが足場代です。
外壁塗装の足場の相場価格は、一般的には設置面積1m²あたり700円~1000円といわれています。
標準的な住宅だとおおよそ10~15万円程度です。

高圧洗浄費 平均3万円
高圧洗浄とは外壁塗装をする前に、外壁を高圧洗浄機で洗い流すことです。
高圧洗浄をしないで塗装をすると、せっかく塗った塗料がはがれる原因となってしまいますので欠かせない工程です。

養生費 平均費用4万円
養生とは、ビニールや、マスカーという特殊なテープによって外壁塗装の塗料が飛散するのを防止する作業を指します。
足場にもネットを貼って近隣住宅や庭先への飛散を防ぎます。

外壁塗装の原価や業者の利益はどれぐらい?
上記の料金には、当然ながら業者の利益が含まれています。
外壁塗装の原価や、業者の利益がどれぐらいか気になるという方はチェックしてみてください。

外壁塗装費用を安くする6つの方法
外壁塗装は賢い判断をすれば確実にお得にすることができます。
この記事で紹介する外壁塗装の費用を安くする方法は以下の6つです。
- 外壁塗装と屋根塗装を同時に依頼する
- 大手リフォーム業者やハウスメーカーには依頼しない
- 複数社から相見積もりを取る
- 使用する塗料を考える
- 付帯部塗装を必要最低限にする
- 若干の価格交渉をしてみる
外壁塗装費用をお得にする方法1.
外壁塗装と屋根塗装を同時に依頼する
外壁塗装と屋根塗装を別々に依頼せずに、同時に依頼すると、トータルでかかる費用を節約することができます。
ケースによって異なるので一概には言えませんが、外壁塗装と屋根塗装を別々にやる場合と、同時にやる場合では、大体費用に30%程の差がつきます。
なぜ、外壁塗装と屋根塗装を同時にやると費用が抑えられるのかというと、一番大きな要因は足場代です。
外壁塗装と屋根塗装を別々の機会に依頼すると、その都度足場代がかかってしまいますが、同時に依頼すれば1回分の足場代で済みます。
また、一度にまとめてしまえば、塗装業者がその都度足を運ぶ手間もかからなくなるので、その分を値引いてくれます。
とはいえ、屋根が全く傷んでいないのに、塗装をする必要はありません。
屋根塗装をしたほうがいい状況なのかを塗装業者に相談して判断してください。
外壁塗装をお得にする方法2.
大手リフォーム業者やハウスメーカーには依頼しない
外壁塗装を大手リフォーム業者やハウスメーカーに依頼する方は多いですが、あまりお勧めはできません。
なぜなら、単純に価格が高いからです。
大手リフォーム業者やハウスメーカーの外壁塗装が高い一番の理由は「工事が下請け業者になるので中間マージンがかかる」からです。
大手リフォーム業者やハウスメーカーに依頼しても、実際に塗装をするのは、ほとんど全てのケースで下請けの塗装業者さんです。
契約価格から工事代を差し引いた分が、まるまる大手リフォーム業者やハウスメーカーの利益分(中間マージン)となりますが、この利益分(中間マージン)がとにかく高いです。
(塗装に限らずリフォーム業界は中間マージンが高い傾向がありますが、外壁塗装の分野は特に高いです。)
大手の下請けでは、塗装業者さんの手に渡る工事代は本当にごくわずかなため、中には「不本意ながらも手抜き工事や塗料の転売をしなければ食べていけない」と嘆いてる下請け業者さんもいます。(実話です)
これは特定の会社の問題というよりは、塗装業界全体の悪しき慣習となってしまっていますので、大手リフォーム業者やハウスメーカーに依頼することは避けるべきです。
私たち外壁塗装パートナーズが、紹介する業者を「自社で塗装できる業者」に限定しているのもこれが理由です。
私たちは塗装業界の下請け構造によって外壁塗装が不当に高くなっている現状を根本から直したいと考えています
ちなみに、大手リフォーム業者やハウスメーカーは「自社開発のオリジナル塗料」を提案しているケースも多いですが、実際には塗料名が異なるだけで、一般的な塗料メーカーの塗料と差はありません。
外壁塗装をお得にする方法3.
必ず複数社から相見積もりを取る
外壁塗装をお得にする方法、3つ目は「複数社から相見積もりを取る」です。
これはお得に外壁塗装をするためには必須だと思ってください。1社だけで契約をするとほぼ確実に高額な契約を結ぶことになります。
なぜなら、先ほど「坪数や塗料などによって外壁塗装の相場価格は異なる」と解説した通り、外壁塗装は条件によって価格が変動するため、適正価格を見極めるのが非常に難しいからです。
言い方は非常に悪いですが、塗装業者からすると、複数社の見積り比較をせずに1社だけの提案で契約を進めようとするお客様は、業者に「カモ」と見られています。
見積りを比較するだけで数十万円安くなることがほとんどですので、わずかな手間を惜しまずに必ず見積もり比較をするようにしてください。
外壁塗装をお得にする方法4.
使用する塗料を考える
「塗料のことはよくわからないから業者のいいなり」という方は珍しくありませんが、実は塗料の選択によって、外壁塗装の費用は大幅に異なります。
例えば、安価なアクリル塗料と、高価な無機塗料では、同じ30坪の建物に塗装をするとしても、相場価格に40万円ほどの差がつきます。
ただ、だからといって安い塗料を選んだほうがお得というわけではなく、高価な塗料ほど耐用年数が長い傾向があります。
例えば安価なアクリル塗料の耐用年数はおおよそ7年程度、高価な無機塗料の耐用年数は20年程度と言われています。
安価で寿命の短い塗料を選ぶべきか、高価で寿命の長い塗料を選ぶべきか、という判断は難しいところですが、判断する際に考えていただきたいのが「住宅の寿命」や、「あと何年ぐらい住宅に住み続けるか」という点です。
極端な話ですが、例えば、5年後に取り壊しが決まっている住宅に、高価な無機塗料で塗装をするのは賢い選択とは言えません。
反対に、新築後10年程度ではじめての塗装である場合や、長期優良住宅で住宅寿命が長いという場合には、初期コストが高くなったとしても、高価で長寿命な塗料を選ぶほうが長期的にはお得です。
残念ながら、一般的な外壁塗装業者は「売りやすい塗料」「利益率の高い塗料」をお勧めすることが多いので、施主の側でも塗料についての情報収集をしておくことが最適な塗料選びにつながります。
塗料については以下の記事で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

外壁塗装をお得にする方法5.
付帯部塗装を最低限にする
外壁塗装をするときに、雨戸などの付帯部分の塗装をすることは多いですが、付帯部の塗装は本当に必要でしょうか。
例えば、先日弊社に相談のご連絡があった施主さんは、ほとんど使っていない雨戸の塗装を見送ることで、費用削減に成功しました。
塗装業者はできるだけ広範囲に塗装をすることをお勧めしますが、どこまで塗装をするか、という主導権を施主さんが握っておくことで不必要な塗装費用を削減することができます。
また、付帯部の塗装をするにしても、目立たない箇所や傷みにくい箇所は価格の安い塗料を使って節約するという方法もあります。
こういったコストカットのことも考えてくれる業者を選ぶようにしましょう。
外壁塗装をお得にする方法6.
若干の価格交渉をしてみる
最後に、業者との価格交渉に関してです。
「塗装業者と価格交渉をするのは失礼ではないですか?」といった質問をいただくことは多いですが、価格交渉をすること自体は全く失礼ではありません。
例えば、「少し価格が高いが信頼できるA社」と、「最安値だが信頼できないB社」で悩んでいるときに、A社に対して、少しだけ値下げを要求するというのは正しい判断です。
ただし、このときに最安値のB社の価格にあわせるように要求することおすすめできません。
残念なことに、塗装業界では低価格の提案でも利益を確保するために、必要な工程を省いたり、わざと塗料を余らせて転売するといったことをする業者が少なくありません。
手抜き工事をされると、すぐに塗料がはがれてしまうなど、耐用年数が短くなってしまうので長期的にみればかえってコストが高くついてしまいます。
価格交渉はOKですが、過度な値引きを要求するのはNGと覚えておいてください。
また、価格交渉をする際に、相場価格を把握していればどれぐらいの値引きを要求していいのか、だいたいの検討がつきます。
価格交渉をする際にはこの記事の上部の価格表を参考にし価格交渉の材料にしてみましょう。
外壁塗装費用の支払い方法
現金で支払う
外壁塗装は8割の方が現金の振り込みでお支払いをされます。
塗装専門の工事会社には規模の小さい会社も多く
そもそもローン会社との提携がなかったり、カード払いができないケースもあります。
また、リフォームローンは利子が高めに設定されていることも多く、せっかく専門店で工事をしても現金払いと比べると支払い額が高くなってしまいます。
そのためカード払いやローン払いをしたい事情がない限りは、ほとんどの方が現金支払いで塗装の検討を進めます。
カードで支払う
カード払いは決済が簡単なことに加えて、カード会社独自のポイントが付与されやすいことも大きなメリットですが、塗装費用をカード払いされる方は少ないです。
近年ではクレジットカードでの支払いに対応している業者も増えてきましたが
やはり塗装店全体の中ではまだ少数です。
また、カード払いが可能な会社でも一括払いか、分割払いが可能かどうかは異なりますので
もしカード払いをご検討でしたら、事前に塗装店に確認をしましょう。
ローンで支払う
ローンでの支払いもカード払いと同じく全体の中では少数です。
外壁塗装の費用をローンで支払うメリットは、まとまった現金がなくてもすぐに依頼できる点にあります。
塗装は先延ばしにするほど修繕費用が高くなる傾向にあります。もしひび割れなどがある場合、放置するほどそのヒビが広がり、そこから雨漏りが発生した場合は塗装以外にも様々な修繕が必要になります。
ローンでの支払いは金利の分支払い総額が高くなってしまいますが、現金での支払いが難しいという理由で、塗装を先延ばしにするよりもご自宅に合ったローンを選んで頂く方が良いケースもあります。
ただし、カードと同じく自社の提携ローンがない塗装店も多いので、ローンでの支払いをご検討の場合は始めに塗装店に確認をしておくと良いでしょう。

外壁塗装費用の支払いのタイミング
工事前の全額支払い
着工前に全額支払いというのは戸建て住宅の塗装工事では珍しいです。
全額前払いを提案する塗装店全てが悪徳業者というわけではありません。
しかし、もし良くない業者だった場合支払い後に連絡が取れなくなり、そのまま工事をしてもらえないという可能性もあります。
もし、全額の先払いを提案をされた場合は理由をしっかりと確認し慎重に検討を進めましょう。
また、急な訪問販売で他社比較をせず前払いの契約は絶対に避けた方が良いです。
工事後に全額支払い
工事完工、引き渡し後の支払いが施主にとっては最も安心できる方法です。
支払ったままた着工してもらえないという可能性もなく、もし工事中にトラブルがあった場合でも工事費を持ち逃げされるということもありません。
現在も主流な支払い方法ですし、検討中の塗装店がこの支払方法を提示したのであれば特に心配をする必要はないでしょう。
一部費用を先払い
施工前に半額、もしくは足場代、材料費などを先払いをするケースもあります。
塗装工事では足場は自社で建てず、足場屋に外注をしている塗装店が多いです。
また、塗料自体も家の大きさに合わせて必要数をその都度塗料店から購入しています。
そのため、もし着工後に施主の支払いが難しくなってしまった場合でも協力店への支払いや購入した塗料費が赤字とならないよう、着工前に一部支払いをお願いしている塗装店もいます。
この場合の支払い額は塗装店ごとに異なるので、契約時に確認しましょう。
外壁塗装には助成金もある
ちなみに、地方自治体によっては外壁塗装に助成金を用意していることがあります。
外壁塗装の費用を節約するために、地域の補助金が受給できるかどうかは必ず確認するようにしてください。
原則的に助成金の申請は着工前に行う必要があります。
うっかり申請前に着工してしまって助成金がもらえなくなってしまった、といったことにならないようにしましょう。
外壁塗装の助成金については以下の記事に詳しくまとめてありますので、詳細を知りたい方はご覧ください。
オトクに外壁リフォームができるかもしれませんよ。

外壁塗装の費用相場に関わる項目まとめ、賢くお得に外壁リフォームをしましょう
この記事では外壁塗装の費用・価格の相場について詳しく解説してきました。
外壁塗装の坪数や塗料など、様々な要因で価格が変わってくるため、ご自身の住宅での適正価格を知ることは簡単ではありません。
また、残念ながら外壁塗装の業界では、相場を知らないお客様に対して、非常に高額な契約を勧めるケースが後を絶ちません。
自分の身を守るためにも、1社だけでは契約せずに、必ず相見積もりをとることを忘れないでください。
最後になりましたが、「外壁塗装パートナーズ」は、建築士が運営する、良心的な業者だけをお客様に紹介することにこだわった見積もりサイトです。
- 自社で塗装ができて良心価格で提案できる
- 現場経験5年以上の現場監督が在籍している
- 本部チェックによる営業品質の評判が良い
このような条件を満たした塗装業者だけをお客様に紹介します。
「外壁塗装で後悔したくない」とお考えならお気軽にご依頼ください。
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