日本ペイント「グランセラトップ」を解説!20年の超高耐久無機系塗料
「グランセラトップ」まとめ
- 日本ペイントが誇るハイグレードな超高耐候無機系塗料
- シビアに見積もって期待耐用年数は20年
- ラインナップは「1液水性」「2液水性」「2液ファイン」の3種類
- 「塗装回数を減らしたい」「コストパフォーマンス重視」の方におすすめ
- 価格は塗装店次第なので比較見積が必須
外壁塗装では、最近耐久性が最も高い無機系塗料に注目が集まっています。
各メーカーがしのぎを削って性能が高い塗料の開発を進めていますが、最大手の日本ペイントから発売された無機系塗料が「グランセラトップ」です。
性能が高いのはもちろんですが、一体どこがすごいのか、今回は下記のポイントから紹介していきます。
実際に日本ペイントの担当者さんにも、どんな塗料なのか話を聞くことができたので、是非参考にしてみてください。
- グランセラシリーズとは?
- 「グランセラトップ」の特徴
- どんな人に向いている?
- 外壁塗装パートナーズのグランセラトップの施工例
- 「グランセラトップ」の塗料一覧
- よくある質問
グランセラシリーズとは?
日本ペイントのグランセラシリーズは、住まいの”寿命”だけでなく”美観”も守ることをコンセプトに作られた住宅用のハイグレード超高耐久ハイブリッド無機系塗料です。
外壁用が「グランセラトップ」、屋根用が「グランセラベスト」となります。
塗料は原料によって下記のような特性があります。
| 有機物 | 無機物 |
|---|---|
| 割れにくい | 劣化しにくい |
| 劣化しやすい | 割れやすい |
つまり”ハイブリッド”無機系塗料というのは、「有機物の割れにくさ」と「無機物の劣化しにくさ」を併せ持った性質の塗料というわけです。
さらに、紫外線によるダメージを抑制する”ラジカル制御技術”も取り入れることで耐用年数も20年と最高水準なっています。
日本ペイント
肥後氏のコメント
「グランセラトップ」の5つの特徴
1.優れた耐候性
耐候性というのは、紫外線、気温、湿度といった環境的な塗料の劣化原因に対してどれだけ耐えられるかを示したものです。
2.美しいつや
グランセラトップの特徴のひとつとして、つやが綺麗というものがあります。これは、刷毛やローラーで塗ってから乾くまでに塗料が平らにならされる性質(レベリング性)が高いためです。
また、「あまりつやが好きではない」という方も安心です。
「つや有り」「7分つや有り」「5分つや有り」「3分つや有り」「つや消し」に対応しているので、好みに合わせてつやを調整することができます。
3.超低汚染性
低汚染の性能というのは、汚れが落ちやすいかどうかということです。
イメージとは反するかもしれませんが、汚れにくい塗料というのは水を弾くよりも、親水性が高く水に濡れる方が良いとされています。
理由は、親水性が高い方が壁についた汚れの下に水が入り込み、汚れを洗い流してくれるためです。
グランセラトップは親水性が高く汚れが残らないという特徴があります。
4.強力防藻・防かび機能
グランセラトップは、強力防藻・防かび機能が標準で搭載されています。
建物の美観を守るという観点から、強力防藻・防かび機能がついているかどうかは低汚染性と並び重要な項目です。
5.弾性仕様
弾性タイプの下塗りと組み合わせることで、外壁のひび割れに追従できます。
「グランセラトップ」どんな人に向いている?
・「なるべく塗装の回数を減らしたい」という方
グランセラトップの期待耐用年数は20年です。現在最も主流なラジカル制御形シリコン系塗料だと15年、一般シリコン樹脂塗料だと13年ぐらいなので、塗装の回数を減らすことができます。
・「次回の塗装時期を手堅く見積もっておきたい」という方
日本ペイントは元々期待耐用年数をカタログに記載しないメーカーとして有名でした。しかしグランセラシリーズから記載するようになり、「出すなら根拠をもって期待できる年数を」という考えのもとなので、厳しめの想定年数で検討したい人には向いています。
・「コストパフォーマンス重視」の方
日本ペイントの担当者の話によると、初期費用こそフッ素やラジカルより高いが、長持ちするため、ライフサイクルコスト(生涯コスト)で考えた時のコストパフォーマンスは無機系塗料の「グランセラ」が一番良いとメーカーとしても推奨しています。
グランセラトップの費用・相場(外壁塗装パートナーズ調べ)
直近で外壁塗装パートナーズ経由で契約になったグランセラトップの費用例を紹介します。
同じ塗料でも価格が異なったり、より耐久性が高い「2液」や「ファイン(弱溶剤)」の方が「1液」よりも安いケースもあります。
より良い提案を見つけるために比較見積は必須です。
| 外壁塗料 | グランセラトップ2液ファイン |
|---|---|
| 塗装範囲 | 外壁(196.8㎡)+付帯部 |
| 総 額 | 1,332,990円 |
| 外壁塗料 | グランセラトップ1液水性 |
|---|---|
| 屋根塗料 | グランセラベスト2液ファイン |
| 塗装範囲 | 外壁(147.4㎡)+屋根(98㎡)+付帯部 |
| 総 額 | 1,300,000円 |
| 外壁塗料 | グランセラトップ2液水性 |
|---|---|
| 屋根塗料 | サーモアイDF(日本ペイント/フッ素塗料) |
| 塗装範囲 | 外壁(198.68㎡)+屋根(136.8㎡)+付帯部 |
| 総 額 | 1,835,000円 |
| 外壁塗料 | グランセラトップ2液水性 |
|---|---|
| 塗装範囲 | 外壁(156㎡)+付帯部 |
| 総 額 | 1,200,000円 |
「グランセラトップ」の塗料一覧
外壁用の「グランセラトップ」シリーズは全部で3つのラインナップがあります。
- グランセラトップ1液 水性
- グランセラトップ2液 水性
- グランセラトップ2液 ファイン
名前に注目すると、「1液」と「2液」、「水性」と「ファイン」という違いがあります。
かなりざっくりと説明すると、
- 「1液」…硬化剤を入れない
- 「2液」…硬化剤を入れる
- 「水性」…塗料に混ぜるのが水
- 「ファイン(弱溶剤)」…塗料に混ぜるのが希釈用シンナー
といった違いがあります。
一般的な塗料においては、耐久性でいうと「2液」>「1液」、「ファイン」>「水性」という側面もあれば、価格でいうと「1液」や「水性」の方が安いという側面もあります。
しかし、日本ペイントの担当者に話を聞いたところ、グランセラトップは「1液水性」「2液水性」「2液ファイン」の各商品で耐久性に差が出ないように作られているそうなので、塗装店さんと相談しながら自宅に合った商品を選びましょう。
グランセラトップ1液水性
| 製 品 | ![]() |
|---|---|
| 工 程 | 外壁用上塗り |
| 水性/溶剤 | 水性系 |
| 素 材 | モルタル、コンクリート、サイディングボード、ALC、鉄、木部、溶融亜鉛めっき、アルミ、FRP |
| 機 能 | 防藻、防かび、高耐候性、低汚染、ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆ |
| 色 相 | 淡彩~濃彩色 |
| つや | つや有り、7分つや有り、5分つや有り、3分つや有り、つや消し |
1液水性なので、塗料を水で希釈して、硬化剤は混ぜないため、価格面で一番安いのがこちらになります。
グランセラトップ2液水性
| 製 品 | ![]() |
|---|---|
| 工 程 | 外壁用上塗り |
| 水性/溶剤 | 水性系 |
| 素 材 | モルタル、コンクリート、サイディングボード、ALC、鉄、木部、溶融亜鉛めっき、アルミ、FRP |
| 機 能 | 防藻、防かび、高耐候性、低汚染、ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆ |
| 色 相 | 淡彩~濃彩色 |
| つや | つや有り、7分つや有り、5分つや有り、3分つや有り、つや消し |
耐久性に差はありませんが、造膜方法の違いによって塗装直後の初期耐水性は1液水性より2液水性の方が優れています。
グランセラトップ2液ファイン
| 製 品 | ![]() |
|---|---|
| 工 程 | 外壁用上塗り |
| 水性/溶剤 | 弱溶剤系 |
| 素 材 | モルタル、コンクリート、サイディングボード、ALC、鉄、木部、溶融亜鉛めっき、アルミ、FRP |
| 機 能 | 防藻、防かび、高耐候性、低汚染、ホルムアルデヒド放散等級F☆☆☆☆ |
| 色 相 | 淡彩~濃彩色 |
| つや | つや有り、7分つや有り、5分つや有り、3分つや有り |
耐久性においては水性と差はありませんが、仕上がりはレベリング(塗った後の塗料の均され具合)に差があるので、つや立ちに優れています。
グランセラトップについてよくある質問
「1液」と「2液」の違いは何ですか?
耐久性を含めて大きな性能差はありません。
2液水性(旧名:パーフェクトセラミックトップG)は塗装実績が豊富なので、過去に取り扱ったことがあるから2液水性、硬化剤を使うと塗料をその日に使い切らないといけないから1液水性、など塗装店さんの好みで出し分けられているケースが多いようです。
「水性」と「ファイン」の違いは何ですか?
塗料を水で希釈するのが「水性」、シンナーで希釈するのが「ファイン」です。
耐久性の面でいえば「ファイン」の方が「水性」よりも高いです。
しかし、塗料を乾燥させる際に発生する匂いでいうと「水性」の方が「ファイン」よりもきつくないので、最近では「水性」の方がよく選ばれています。
周辺環境を考えつつ、塗装店さんと相談しながらどちらにするのが良いか決めることをおすすめします。
屋根に「グランセラトップ」は塗れないの?
屋根用に「グランセラベスト」という塗料があります。
「グランセラ」シリーズには、屋根用に2種類のラインナップがあります。
- グランセラベスト2液ファイン
- グランセラベスト2液ファイン遮熱
超高耐候性の無機系塗料というだけでなく、「グランセラベスト2液ファイン遮熱」なら炎天下でも屋根の表面温度を抑えることができるため、異常気象で夏場の気温が年々上がる中、今後人気が高くなりそうです。
「グランセラトップ」まとめ
- 日本ペイントが誇るハイグレードな超高耐候無機系塗料
- シビアに見積もって期待耐用年数は20年
- ラインナップは「1液水性」「2液水性」「2液ファイン」の3種類
- 「塗装回数を減らしたい」「コストパフォーマンス重視」の方におすすめ
- 価格は塗装店次第なので比較見積が必須
グランセラトップは日本ペイントの中でもかなり新しいブランドのため、今後どんどん提案する塗装店さんが増えていく塗料です。
その新しさのために、実は以前塗装店さんにアンケートをとった結果、半数の塗装店さんが「グランセラ」シリーズを認知していませんでした。
そのため、普段「グランセラ」を扱っていない塗装店から見積もりを出してもらって、異様に高かったり、別の本命塗料を選ばせるための比較対象としてあまり魅力を説明してもらえないこともあります。
しっかりとフラットな条件で比較検討するためにも、複数の塗装店で比較検討することをおすすめします。
もし「グランセラ」の工事が得意な塗装店で見積もりを取りたい場合は、外壁塗装パートナーズにご相談ください。









地元の塗装職人を探してみる
ラボで実施するキセノンランプ式はもちろん、世界でも有数な過酷環境下であるアメリカ・アリゾナ州での実暴露試験、実際に採用された多数の物件経過を踏まえた結果、証拠に基づいてカタログに書けるのが20年と判断しました。
耐用年数は塗料を選ぶときに重視する点だと思いますので、言いっぱなしにしないためにもシビアに数字を出しています。