外壁がタイルの場合、塗り替えがいらないってホント?

外壁がタイルの場合、塗り替えがいらないってホント?

タイルは塗装の必要なし!

外壁材は大きく分けると、モルタルサイディングタイルALCがあります。

この中で唯一、タイルだけは塗り替えの必要がありません。
屋根の和瓦などと同じく、無機質な素材で出来ているため経年劣化をしません。

見た目の汚れなどは仕方ないですが、耐久性に影響はありません。

つまりメンテナンスフリーなので、外壁素材としては一番優れていると言えますが、その分高額なため採用されているのは非常に少ないのが現状です。

ご自宅の外壁がタイルの場合に気をつけることは2点です。
まずは、そもそもタイルなのかどうか。
そして、全面タイル貼りなのか外壁の一部がタイルなのかどうか、です。

タイルを見分けるのは難しい

現在の外壁材の主流はかつてのモルタルからサイディングへ完全に移行しています。

そしてサイディングにはタイル風の模様のものがたくさんあるため、ご自宅がサイディングにも関わらず、タイル貼りだと勘違いしている方がかなりいらっしゃいます。

注文住宅で自分で外壁を選んだ方はさすがにそのような事はないですが、建売で完成後の住宅を購入した方や、中古の戸建てを購入した方には最近のサイディングが非常に多様で「これがサイディングなのか」と目を疑うようなものがあるため、勘違いしてしまうのだと思います。

タイルなのか、タイル風のサイディングなのか、の見分け方は非常に難しいです。

そもそも、タイルとサイディングを見慣れている業者だからその違いを感じるのであって、一般の方がぱっと見て、タイルなのかサイディングなのかを見抜くのは正直難しいと思います。

例えばこの画像は、ケイミューのスクラッチクロスの画像ですが、サイディングの継ぎ目も分かりづらく、まるでタイルのように見えます。
ケイミュースクラッチクロススクラッチクロス|すまいの外観 DesignSite

ただ外見で見分けられなくてもおおよその推測は可能です。

タイルはとにかく高額です。

サイディングとタイルを比較すると、新築価格に100~200万円ほどの差が出るそうです。

ですので、全面タイル貼りの家というのは、建売ではまず間違いなく存在しません。
よほど予算に余裕がある方で無い限り選択肢に入ってこないからです。

よくわからないが、全面タイル貼りだと思えるという方は、サイディングかもしれないとまずは疑うようにしてください。

ちなみにタイルの施工方法は湿式工法といって、モルタルや接着剤でタイルを1枚1枚貼り付けていっているものが多いです。

最近は乾式工法といって貼付用の基礎サイディングボードを貼って、その上にタイルをひっかけていく施工方法が主流でして、施工の効率が高いと言われています。

全面タイルならメンテナンスフリー!

外壁がタイルであることは間違いなく、全面タイル貼りの場合は冒頭の通りで塗り替えの必要はありません。

汚れが目立つようであれば、高圧洗浄で事足ります。

目地部分に不備が見つかったり、タイルが一部取れてしまっているという場合はもちろん貼り直しが必要ですが、基本的にはメンテナンスフリーです。

ところがタイル貼りで圧倒的に多いのは、全面貼りではなく、玄関回りなど、外壁の一部に装飾的にタイルを使用している家の方です。
そのような自由度の高いデザインの外壁の場合は、タイル以外の外壁部分はサイディングではなくはモルタルになっていることがほとんどのはずです。

モルタルは、防火性は高いですが防水性の低い素材です。
その弱みを補うために表面に最後に塗装仕上げを行って性能を保っています。

タイル部分に何かしら気になる点が出てきた時は、むしろその周辺のモルタル部分にひび割れがないか、手で触って見た時に手にチョークの粉のようなものがつかないか確認してください。
どちらも塗り替えサインですので、業者探しを始めたほうがよろしいでしょう。

まとめ

上にも書きましたが、ご自宅がタイルかどうかわからない場合はサイディングであることを疑ってください。

サイディングは適切にメンテナンス(塗装)をしていかないと、後々塗装をするだけでは済まず、外壁の張り替えになったり、直貼り工法の住宅の場合には躯体の木材にまで影響が出てしまいます。

そうなった場合、適切な時期に塗装をしていくよりもトータル費用がかかることは間違いありません。

一部タイル貼りの方は周囲のモルタルの状態チェック、タイルかどうか不明な方はサイディングだと思って、塗装店に状態のチェックをしてもらう事を強くお勧めします。

外壁のメンテナンス時期については以下で詳しくご紹介していますので、ぜひご一読ください。