パーフェクトトップSiの遮熱塗料が登場!特徴や価格相場を解説
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」まとめ
- 日本ペイントのラジカル制御形シリコン系塗料に「遮熱性能」を付与した新製品
- 「ダブル反射」などのテクノロジーで表面温度上昇を抑制
- ラジカル制御技術により期待耐用年数は15年
- 「夏場の室内の暑さを軽減したい」「電気代を節約したい」方におすすめ
- 価格は塗装店次第なので比較見積が必須
外壁塗装では、最近夏の猛暑対策として遮熱塗料に注目が集まっています。
各メーカーが数ミリの塗膜でどれだけの遮熱性能を実現できるか日々開発を進めていますが、最大手の日本ペイントから新たに発売された外壁用塗料が「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」です。
塗料の中で最も有名な「パーフェクトトップSi」に遮熱性能が加わった、「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」を、今回は下記のポイントから紹介していきます。
- 日本ペイントに直接取材してわかったこと
- パーフェクトシリーズとは?
- 「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」の3つの特徴
- どんな人に向いている?
- パーフェクトトップSi 遮熱オプションの費用・相場例
- 製品の基本情報・ラインナップ
- よくある質問
また、今回「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」の記事を作成するにあたり、日本ペイントのご担当者様へ直接取材を行いました。カタログには載っていないポイントも日本ペイントのご担当者様に解説いただきましたので、是非参考にしてみてください。
パーフェクトシリーズとは?
日本ペイントの「パーフェクトシリーズ」は、独自のラジカル制御技術により紫外線による塗膜の劣化を防ぎ、優れた耐候性を発揮する人気塗料ブランドです。
特に「パーフェクトトップSi」はラジカル制御形塗料の時代を作った、業界内で最も知名度がある塗料といっても過言ではありません。
今回登場した「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」は、既存の「パーフェクトトップSi」が持つ高い耐候性はそのままに、屋根用遮熱塗料「サーモアイシリーズ」で培った高い遮熱性能を外壁用にも付与したハイブリッドな製品です。
日本ペイント
肥後氏のコメント
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」の3つの特徴
1.優れた遮熱性(ダブル反射・赤外線透過テクノロジー)
上塗り塗料と下塗りどちらにも遮熱性能を持たせる「ダブル反射」技術を採用しています。
さらに、「赤外線透過テクノロジー」により上塗り層で反射しきれなかった赤外線が塗膜内に吸収されずに下塗り層に透過されることで、表面温度の上昇を抑え遮熱性能をより高めています。
実測値では表面温度を最大約10℃低減させる効果が確認されています。
2.高い耐候性(期待耐用年数15年)
塗料に最もダメージを与えるのは紫外線です。「パーフェクトトップSi」に使われているラジカル制御技術は、紫外線ダメージの引き起こす物質”ラジカル”を制御することで高い耐候性を実現しています。
期待耐用年数は、既存製品「パーフェクトトップSi」と同様に15年です。
ラジカル制御技術により、コストパフォーマンスが大きく向上しました。
3.美しい仕上がりと作業性の良さ
職人が塗装する際の「扱いやすさ」も重要なポイントです。
ローラーが塗料をしっかり含んで滑らかに塗れるだけでなく、下地の色が透けにくい設計です。下地が透けやすいと「どこまで塗ったかわかりづらい」ので色ムラや厚塗りが起こる可能性があります。
職人が扱いやすい塗料であることは、結果として質の高い、美しい外壁の仕上がりを実現する上で欠かせません。
日本ペイント
肥後氏のコメント
ローラーに塗料を含ませたときの「含み」がよく、何度も塗料を付け直さなくても長く塗り続けやすいのが特徴です。
そんな「人手不足に対応した塗料」を目指した結果、ローラーを動かすときの抵抗感を抑え、ベテラン職人さんからは疲労を感じづらいと感想をいただきました。また、若い職人さんからも、垂れにくいのでムラや透けを抑えやすいと好評です。
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」どんな人に向いている?
・「夏場の室内の暑さを和らげ、エアコン代を節約したい」という方
遮熱効果により外壁の表面温度上昇を抑えるため、室内の温度上昇を和らげる効果が期待できます。電気代削減や熱中症対策を重視する方におすすめです。
・「次回の塗装時期を手堅く見積もっておきたい」という方
日本ペイントの期待耐用年数は「根拠をもって期待できる年数を」という考えで出しているので、厳しめの想定年数で検討したい人には向いています。
・「耐用年数と機能性のバランスを重視する」方
期待耐用年数が15年と長寿命でありながら、遮熱という付加価値がついています。コストパフォーマンスを求める方に向いています。
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」あえておすすめしないケースは?
・「外壁に日が当たりにくい家にお住まい」の方
遮熱塗料は、主に太陽光に含まれる赤外線を反射して表面温度の上昇を抑える塗料です。そのため、東面・南面・西面など日射が強く当たる外壁では効果を期待しやすい一方で、隣家との距離が近く外壁にほとんど日が当たらない面では、効果を実感しにくい場合があります。
日本ペイントへの取材でも、赤外線由来ではなく単純に外気温の影響で暑い場合は、遮熱塗料の効果は出にくいと説明を受けました。ただし、直射日光が当たっていないように見える面でも赤外線を受けている可能性はあるため、まったく意味がないわけではありません。
・「黒系・濃紺系の外壁にしたい」方
遮熱効果は色によっても変わります。取材では、淡い色ほど遮熱効果が高く、白に近いほど反射率が高くなると確認できました。反対に、黒系や濃紺系などの濃い色は遮熱効果が下がりやすいため、パーフェクトトップSi 遮熱オプションでは遮熱効果が出やすい色に絞って展開されています。
デザイン性を優先して濃色を選びたい場合は、塗装店に近い色の候補を出してもらい、全日射反射率も確認しながら選ぶのがおすすめです。
パーフェクトトップSi 遮熱オプションの費用・相場(外壁塗装パートナーズ調べ)
直近で外壁塗装パートナーズ経由で契約になった「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」の費用例を紹介します。
※2026年4月に発表された新商品なので、外壁塗装パートナーズ経由での成約事例はまだありません。
日本ペイントへの取材では、材料価格としては通常のパーフェクトトップSiから大きく跳ね上がるものではなく、例えば100万円台の外壁塗装工事に対して「プラス3万円前後で遮熱機能も付けられる」という提案を想定しているとのことです。
ただし、最終的な見積金額は塗装店の仕入れ価格・利益設定・下塗り材・施工面積によって変わります。必ず複数社で見積もりを取り、通常のパーフェクトトップSiとの差額を確認しましょう。
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」の製品基本情報
| 製 品 | ![]() |
|---|---|
| 名称 | 1液水性ラジカル制御形シリコン系ハイブリッド高耐候性塗料 |
| 工 程 | 外壁用上塗り |
| 水性/溶剤 | 水性系 |
| 素 材 | モルタル、コンクリート、サイディングボード、ALC、鉄、アルミ、FRP |
| 適用下塗り | 1液サーモアイシーラー、水性サーモアイウォールシーラーなど |
| 機 能 | 防藻、防かび、高耐候性 |
| 色 相 | 淡彩~一部中彩色 |
| つや | つや有り、7分つや有り、5分つや有り、3分つや有り、つや消し |
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」についてよくある質問
サーモアイウォールとの違いは?
日本ペイントの遮熱塗料といえば「サーモアイ」シリーズが有名ですが、取材では両者の住み分けについて「サーモアイは工場・倉庫向け、パーフェクトトップSi 遮熱オプションは戸建て住宅向け」と回答いただきました。
遮熱性能でいえばサーモアイの方が少しだけ優れているケースもあるそうですが、価格面では「パーフェクトトップ 遮熱オプション」の方が若干安くなることを想定しているそうです。
外壁面ごとに「パーフェクトトップSi」と「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」を塗り分けることはできますか?
取材では、既存のパーフェクトトップSiと遮熱オプションは性能が大きく異なるわけではないため、日射が強い面には遮熱オプション、日が当たりにくい面には通常のパーフェクトトップSiというように、面ごとに使い分けることも可能だと確認できました。
ただし、遮熱性能を十分に発揮させるには、適用下塗り材との組み合わせが重要です。特に、サーモアイシリーズで培ったダブル反射の考え方を活かすため、下塗りも遮熱対応品を選ぶ必要があります。
従来品のパーフェクトトップSiとの違いは何ですか?
従来品の「パーフェクトトップSi」が持つ高い耐候性や作業性の良さはそのままに、「サーモアイシリーズ」で実績のある遮熱技術が追加されています。
耐候性と遮熱性の両方を兼ね備えた点が最大の違いです。
どんな色を選んでも遮熱効果は同じですか?
遮熱効果を効果的に発揮するため、淡彩色から一部中彩色に限定して展開されています。
色相によって日射反射率が異なる(白に近い方が反射率が高い)ため、カタログに記載されている全日射反射率を見ながら、性能を重視するかデザインを重視するか塗装店さんと相談して決めることをおすすめします。
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」は日本ペイントの保証に対応していますか?
取材では、パーフェクトトップSi 遮熱オプションは日本ペイントのGOODJOB保証に対応していると確認できました。
ただし、保証の対象となるにはGOODJOBシステムに加盟している必要があるため、どの塗装店さんでも対象となるわけではないのでご注意ください。
難付着サイディングですが塗装できますか?
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」は、難付着サイディングにも対応できる「1液サーモアイシーラー」が下塗りとして使えます。
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」まとめ
- 日本ペイントのラジカル制御形シリコン系塗料に「遮熱性能」を付与した新製品
- 「ダブル反射」などのテクノロジーで表面温度上昇を抑制
- ラジカル制御技術により期待耐用年数は15年
- 「夏場の室内の暑さを軽減したい」「電気代を節約したい」方におすすめ
「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」は、猛暑対策と建物の長寿命化を同時に叶えたい方にぴったりの塗料です。
まだ発売されたばかり(2026年4月15日発売)の新しい製品のため、積極的に提案してくれる塗装店と、従来品をメインに扱う塗装店で分かれる可能性があります。
今回、日本ペイントへ取材して分かったのは、「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」は単に遮熱性能を追加しただけの商品ではなく、戸建て住宅の外壁塗装で塗装店が提案しやすいように設計された商品だという点です。
定番塗料であるパーフェクトトップSiに遮熱機能を”オプションとして”お施主様が追加できることで、「いつもの外壁塗装に、暑さ対策機能をつける」というハードルがぐっと下がりました。
一方で、遮熱効果は色や日当たりの条件によって変わります。特に、淡い色ほど効果が高く、直射日光や赤外線を受けやすい面ほど効果を期待しやすいため、見積もり時には色・方角・下塗り材まで含めて塗装店に相談することが大切です。
しっかりとフラットな条件で比較検討するためにも、複数の塗装店で比較検討することをおすすめします。
もし最新の遮熱塗料での工事が得意な塗装店で見積もりを取りたい場合は、外壁塗装パートナーズにご相談ください。








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この商品は「パーフェクトトップSi」の発売当初から予定されていたものではなく、近年の猛暑によって住宅でも遮熱塗料へのニーズが高まったことが開発のきっかけでした。
塗装店さんが戸建て住宅のお施主様に、塗料の基本性能からご説明する必要があります。その際、既に戸建ての外壁塗装で広く使われている「パーフェクトトップSi」に遮熱機能をつけるか選択できるようにすることで、塗装店さんも説明しやすく、お施主様も理解しやすい商品として開発されたのが「パーフェクトトップSi 遮熱オプション」です。