外壁塗装のDIYはおすすめ?メリット・デメリットや手順などを詳しく解説

外壁塗装のDIYはおすすめ?メリット・デメリットや手順などを詳しく解説

「家の壁が汚れてきたから塗り直したいけど、自分でできるのかな」
「外壁塗装をDIYでやりたいけれど、何が必要なんだろう」
「そもそも業者に頼むのと自分でやるの、どっちがいいの?」

外壁塗装を検討している方の中には、上記のような悩みや疑問をお持ちの方もいるかと思います。

外観の問題のみならず、住宅の耐久性維持のためにも必要不可欠となる外壁塗装。

もしやるなら可能な限り失敗は避けたいですよね。

そこで、この記事では「そもそも外壁塗装のDIYはおすすめなのか」という疑問や、
「DIYのメリット・デメリット」「外壁塗装に必要な道具・手順」などの
知識について詳しく解説していきます。

はじめに 外壁塗装のDIYはおすすめ?

結論から申し上げますと、外壁塗装のDIYはおすすめできません。主な理由として、

  • 「落下事故や電線接触など、危険が多い」
  • 「意外と費用がかかる」
  • 「時間がかかる」

の3つがあげられます。それぞれの理由について解説していきます。

落下事故や電線接触など、危険が多い

危険が多い

二階建て以上の家の壁を塗る場合、どうしても高い場所で作業をする必要がでてきます。

プロの職人は足場を組んで作業を行いますが、個人で足場を借りると30日間で約20万円(一般的なビケ足場を想定、以降15日毎に約2万円追加)とお金がかかるのでハシゴなどを用いて作業する方も多く、慣れない作業に加えてハシゴがちゃんと固定されていないなどの理由で倒れて怪我をする危険があります。

また、高所での作業に気を取られ家の上部を走る電線に接触するなど、怪我では済まないような大事故も起こり得ます。

これらの事故はしっかりと経験を積んだ現役の職人ですら起こす可能性のあるものです。それほど外壁塗装は危険がつきものの工事なのです。

意外と費用がかかる

費用がかかる

プロが用いる塗料と比べるとホームセンターに売っている塗料は安いため、一見費用を安く抑えられるように思えます。

しかしその分耐久年数が少ないため塗り替えの間隔が短いことや、しっかりと手順を踏んで作業を進めるために必要な道具などの費用を考えると、長期的に見ると意外と業者に依頼した場合と金額が変わらなくなることもありえます。

時間がかかる

時間がかかる

一般的に、業者に依頼して外壁・屋根塗装をしてもらう場合の工事期間は大体二週間程度が目安となりますが、これは複数人の職人が協力して作業にあたった場合にかかる日数となります。

これら全てを一人で行う場合、週に何日作業に費やせるのかにもよりますが大体5、60日〜それ以上かかります。

その間窓など塗料がつくとまずい部分は養生する必要があるため換気ができず、また塗料によっては臭いが強いものもあるため近隣住民の方へのお詫びの挨拶なども必要になります。

悪天候で休日に作業できない場合も考えると、かなりの長丁場になることは覚悟する必要があります。

以上の理由などから、筆者としては外壁塗装のDIYはあまりおすすめできません。

もしDIYで作業を行うとしても塀など簡易的な部分や局所的な作業に留めておき、高所での作業が必要になる場合などはプロの業者へ依頼して塗装してもらうことをおすすめします。

それでも自分で外壁塗装をしてみたい!という方のために、ここからはDIYのメリット・デメリットや、外壁塗装の道具・手順について解説していきます。

外壁塗装をDIYでする場合のメリット・デメリット

外壁塗装のDIYには、メリット・デメリットがそれぞれ存在します。

DIYのメリット

短期で見ると費用が安い

短期で見ると費用が安い

外壁塗装の相場価格は、塗装面積や塗料の種類など条件によって差はありますが大体70〜120万円程度です。

一方、DIYで外壁塗装する場合の平均は30〜40万円となりますので、業者に依頼するよりも費用を安く抑えることができます。

ただし、はじめにの項目でも少し触れましたが上記の金額は短期的に見た場合での価格差であることに注意する必要があります。

プロの業者が行う外壁塗装と素人の行う外壁塗装では当然仕上がりに差が生まれますし、塗料も業者の使用するものに比べて長持ちしないため、長期的に見るとそこまで安くならない可能性もあります。

時間の融通が効く

時間の融通がきく

プロの業者に塗装を頼む場合は日程などを業者と合わせる必要がありますが、DIYで外壁塗装をする場合は自分で空き時間を利用して外壁塗装を行うため、時間の融通が効きます。

DIYのデメリット

危険

危険

はじめにの項目でも触れましたが、外壁塗装には危険がつきものです。

高所での作業が伴うものや危険な場所の塗装は自分で無理にやろうとせず、塗装業者へ依頼しましょう。

失敗する可能性がある

塗装失敗

外壁塗装は専門性の高い作業なので、正しい手順で丁寧に作業することを心がけないとかえって外壁の劣化に繋がったり、塗料の性能を十分に発揮できないなど失敗の可能性が高まります。

特に自分一人で作業する場合、洗浄が十分でなかったり綺麗に塗れなかったりなどの理由で完成後数年で塗装が剥がれてしまうこともありえます。

外壁塗装DIYの手順と必要な道具

続いて、外壁塗装の手順と必要な道具についてみていきましょう。

一般的な外壁塗装の工程を大まかに言うと、

足場の設置・高圧洗浄・下地補修(下地調整)・養生・下塗り・中塗り・上塗り・清掃

の8つです。

それぞれを簡単に解説しつつ、必要となる道具についても見ていきましょう。

足場の設置

足場に養生シートをかける

家の壁を塗るということで必然的に高所での作業が必要になるため、まずは足場を設置します。
(ただし、はじめにでも述べました通りDIYでの高所作業は避けておいた方が無難です)

騒音や塗料の匂いなど近隣住民への影響が出るものも多いため、挨拶もこの段階で済ませておくと良いでしょう。

特にDIYの場合作業日数が業者へ依頼した場合に比べて長くなるため、トラブルを避けるためにも必ず挨拶をしておくようにしましょう。

必要な道具

足場:一般的なビケ足場をレンタルする場合は30日で200,000円〜

脚立やハシゴ(危険なので非推奨):3000〜5,000円

高圧洗浄

高圧洗浄中

塗装を行う前に、ホコリやカビなどの汚れや古い塗料の粉末を高圧洗浄機で掃除します。

この工程を省いたり適当に行ってしまうと、その上から塗料を塗り直してもすぐに剥がれて外壁がボロボロになってしまうため、この作業はとても重要です。

必要な道具

家庭用高圧洗浄機:30,000〜50,000円

下地補修(下地調整)

下地処理のケレン

施工面の素材によって全く内容が変わりますが、大まかに言うと下地の傷などを修復したり汚れを落としたりすることで塗料の付着をよくしたり、雨水の浸透による腐食を防いだりするための作業です。

地味かつ手間もかかる作業ですが塗料の効果を最大限に発揮するためには非常に大切な工程ですので、
手を抜かずに作業するようにしましょう。

必要な道具

皮スキ・サンドペーパー・コーキング材など:合計2〜3,000円

養生

養生

窓や扉などの塗料が付着してはいけない箇所をビニールなどで保護します。

この際、窓サッシなどに粘着性の高いガムテープなどを直接貼ると剥がした後にシールのベタベタが残ってしまうため後で汚れやすくなってしまいます。

一度粘着性の低いマスキングテープや養生テープなどを貼ってから養生するようにしましょう。

必要な道具

ビニールシート、各種テープ:合計15,000〜20,000円

下塗り

下塗り

外壁にしっかりと塗料を密着させるため、下塗り材(シーラー・プライマーなど。外壁の材質によって最適な塗料が変わります)を塗ります。

下塗りをせずに中塗り・上塗りを行うと塗料が定着せずすぐに剥がれてきてしまうため、塗りムラができないように丁寧に作業しましょう。

広い面はローラーで、細かい部分はハケを用いて塗装します。

必要な道具

下塗り用塗料:30,000円〜

ローラー・ハケ:5,000〜10,000円

中塗り・上塗り

中塗り

下塗りがしっかり乾いたら、中塗り・上塗りをします。

基本は同じ塗料を二回塗り重ねますが、業者が行う場合は三回塗ったことがわかりやすいように中塗りと上塗りの色を変えて塗ることもあります。(DIYの場合は同じ塗料でいいと思います)

二回塗る理由は、耐久性を上げるためです。二回塗ることで塗装面を厚くし耐用年数を長くします。

道具は下塗りと同じくローラーやハケを使用して塗ります。

また、下塗りの際と同じく中塗りの塗料がしっかり乾いてから上塗りをするようにしてください。

必要な道具

中・上塗り用塗料:200,000円〜

ローラー・ハケ:5,000〜10,000円

清掃

ごみの清掃

最後に、使用した道具や塗装中に出たゴミやチリなどを綺麗に片付けて、外壁塗装終了です。

以上が外壁塗装の手順となります。

いずれの工程も外壁塗装にとって必要不可欠なものなので、しっかりと手を抜かずに最後まで外壁塗装をやりきりましょう。

まとめ

外壁塗装を業者に頼むとそれなりの金額になるため、少しでも安く済ませるためにDIYでやりたいという気持ちは非常によくわかります。

ですが、安易な気持ちでやると重大な事故や近隣住民とのトラブル、最悪の場合死亡事故に繋がる恐れがあるほど、外壁塗装は難しい作業です。

信頼できるプロの業者に頼むことで得られる一番のメリットは「安心が得られること」。

塗装の仕上がりはもちろん、塗装中の事故や近隣住民への配慮など、金額面でのデメリットを補ってあまりある安心感を得られることは間違いありません。

もしも一人で行うことに不安を感じたり、自信が無かったりする場合は、プロの業者へ外壁塗装を依頼するというのも選択肢の一つとして考えてみてはいかがでしょうか。

自慢のお家を再び美しくするために、納得のいく外壁塗装ができることを願っております。