我が家のメンテナンス時期は?最適な外壁塗装のタイミングを教えます!

我が家のメンテナンス時期は?最適な外壁塗装のタイミングを教えます!

外壁のメンテナンス時期はいつ?

新築で家を建てた時にはキレイだった外壁も、ある程度月日が経つと、どんどん汚れてしまいますよね。
いつかはメンテナンスしなければいけないな…と思いながらも、予算などの関係でズルズルとそのままにしてしまっている、という方も多いのではないでしょうか?

一般的には、「築10年」でメンテナンスが必要と言われています。

しかし、外壁には様々な材質のものが存在しています。家の建っている環境によっても、外壁の劣化状況は異なってきます。

「築10年」と言われているのは、単なる目安です。
外壁の材質や建物の環境によって、メンテナンスが必要な時期は異なります。
10年よりも短いタイミングでメンテナンスが必要なお宅もあれば、10年以上メンテンナンスなしでも大丈夫、というお宅もあるということです。

では、一体我が家はいつ外壁メンテナンスをするべきなのでしょうか?
以下はメンテンナンスが必要か判断するための6つのサインです。

メンテンナンスが必要な6つのサイン
状態 劣化度 イメージ 説明
チョーキング ★☆☆ チョーキング 外壁を手で触ると、チョークを触った後のような粉が手につく状態。
塗装が剥がれている証拠で、すぐに外壁が劣化するわけではありませんが、塗装業者の点検は必須です。
カビ・コケ ★☆☆ カビ・コケ 外壁にカビや苔が生えてしまっている状態。
洗浄などで無理に落とそうとすると、はく離してしまう可能性もあります。
見た目もあまりよくないので、美観を気にする場合は点検をお願いしましょう。
ひび割れ(クラック) ★★☆ ひび割れ・クラック 外壁にひびが入っている状態。
特に横に走っているひび割れには要注意です。そこから雨水が侵入して外壁の内部を腐らせる可能性があります。
ひび割れの入り方によっても判断が変わるので、まずは点検してもらうのがおススメです。
はく離 ★★★ 剥離 表面の塗装と下地の付着力が弱まってしまい、塗膜がはがれてしまっている状態。
そこから雨などの雨水が入ってしまうので、建物の構造までダメージを受けてしまいます。
剥落・錆び ★★★ 剥落・サビ 表面の塗装ではなく、中のモルタルがはげ落ちている状態。
またはモルタルの中の金網のような部品が、錆びて外壁の表面にまで出てきてしまっている状態。
早急に点検が必要なので、塗装業者に連絡するべきです。

いかがでしょうか。ご自宅の家に以上のような症状はありましたか?

外壁と屋根は、建物の骨組みとなる大切な場所です。
この場所にトラブルが発生すると、家全体に影響があり、建物の寿命もかなり縮まってしまいます。

実際に工事をやるやらないは置いておいて、少しでも気になる箇所があったら、まずは点検してもらうのが安心です。

各外壁材の耐用年数

外壁の材質によって、どのタイミングでメンテナンスが必要かは異なります。
では、具体的に各外壁材ごとに何年くらいの耐用年数なのでしょうか?

外壁材 イメージ 塗装時期の目安 説明
窯業系サイディングボード 窯業系サイディングボード 7年~8年 石膏とセメントを混ぜ合わせて硬化させた外壁材です。
最近の住宅で最も多く使われている外壁材で、塗装でコーティングしなければ防水性が一切ありません。他の外壁材と比較してまめにメンテナンスが必要になる外壁材です。
金属系サイディングボード 金属系サイディングボード 10年~15年 スチールやアルミニウムなど、金属製の板でできている外壁材です。
軽くて耐久性が高く、既存の壁の上に貼り付けることもできます。断熱効果もあり、さびにくい外壁材です。補修方法は塗装や外壁カバー工法といって、同じ素材を張り替えられる補修方法ができます。
木質系サイディングボード 木質系サイディングボード 7年~8年 本物の木に特殊なコーティングを施した外壁材です。
サイディングと呼ばれていますが、木材でできた外壁材です。人気の高い外壁材ですが、ひび割れが起こるため窯業系サイディングと同じようにメンテンナンスが必要になります。
樹脂系サイディングボード 樹脂系サイディングボード 7年~8年 ゴムなどに使われる樹脂という物質で出来てるサイディングです。
シーリングが防水性が強く、ひび割れやクラックを起こさない外壁材で、特に塩害地方には強い素材です。サイディングの中では唯一のメンテナンスフリーの外壁材です。
モルタル壁 モルタル壁 10年~15年 砂とセメントと水を混ぜ合わせて塗りつけた外壁です。別名、塗り壁とも呼ばれています。
防火性が高く、強度が強い外壁材。 15~20年前の建物に多く使われています。
ALCボード ALCボード 10年~15年 コンクリートを軽量気泡化した外壁材です。
断熱性、耐火性、耐久性に優れており、ビルなどの建物によく使われています。
ただし防水性はないので、塗装が剥げる前に一度、点検してもらう必要があります。
コンクリート壁 コンクリート壁 7年~8年 セメント等で出来ている外壁材で、最も強度が高いと言われています。
ただ、ひび割れができやすい外壁材ですので、一度業者に点検してもらい撥水剤というもので防水を施す必要があります。
タイル タイル 30年経ったら一度点検を。 土や砕いた石などを高温で焼き固めたものです。
頑丈で耐久性、耐候性がよく、傷や汚れにも強いため、メンテナンスフリーとされています。

メンテナンスフリーの外壁材は本当に外壁塗装がいらないのか?

色々な外壁材がありますが、中にはメンテナンスが不要=「メンテナンスフリー」と言われるものもあります。

その一例が、タイルです。
かなり頑丈なので、耐久性が高く、理論上はメンテナンスフリーとされています。

しかし、実際にはタイルそのものが劣化に強くても、接着面や目地のコーキング(シーリング)部分は、年数が経つとどうしても細くなったりひび割れたりと劣化してしまいます。

メンテナンスフリーの外壁材だからと、外壁塗装がいらないと考え、何もせずに放置しておくと、シーリング劣化した部分から雨水が染み込んだり、タイルがはがれてしまったりと、トラブルが発生してしまうのです。

また、樹脂サイディングも同じくメンテナンスフリーと言われている外壁材です。
この素材の特徴は、コーキング(シーリング)材を使用しなくとも、そのため、コーキング(シーリング)が劣化するという理由でのメンテナンスは必要ありません。
素材自体の耐久性も高いので、再塗装の必要がないともいわれています。

しかしこちらも、ひび割れなどの劣化が絶対に起こらない、とは言い切れません。
何らかの劣化が生じた場合にはやはり、メンテナンスが必要になってきます。

つまり、完全にメンテナンスフリーの外壁は存在しません。

ただ、劣化してしまう理由を知って、そのための適切な対策をすることで、メンテナンスする頻度を減らしたり、コストを抑えることはできます。

知識と工夫によって、ある程度メンテナンスフリーに近づけることはできるのです。

コーキング(シーリング)が家の良し悪しを決める

外壁メンテナンスの重要なポイントが、コーキング(シーリング)です。

この部分の良し悪しが、家全体の良し悪しを決めると言っても過言ではありません。

コーキング(シーリング)とは、外壁の目地部分に注入されているゴム状の物質のことです。
外壁は何枚かの外壁材を貼り合わせて作られていますが、その隙間を埋める接着剤的な役割があり、雨水が染み込むのを防ぐ効果もあります。

さらに、木造住宅の外壁は気候などによって随時伸縮しているのですが、コーキング(シーリング)部分がクッション替わりになり、外壁の代わりに伸び縮みしてくれるので、外壁材の破損を防ぎ長持ちさせてくれます。
地震の時にも、緩衝材となることで家全体が衝撃に耐えられる重要な部分です。

余り目立たない存在ですが、この部分が「縁の下の力持ち」といった感じで、外壁や家全体を守る上で、とても重要な役割を果たしているんです。

コーキング(シーリング)部分は、メーカーが定める基準がありません。ですから、技術や経験などによって業者ごとに違いが出てしまうことがあります。

つまり、コーキング(シーリング)部分の施工が上手い業者は、信頼できる業者と言えるかもしれません。

この部分が細くなったりひび割れたりして劣化してしまうと、建物の寿命を大幅に縮めてしまいます。

たかが目地…と、あまり重要視していないと、大変なことになってしまう可能性も。

コーキング(シーリング)は、メンテナンスの目安を判断するために、必ずチェックしておきたい箇所です。

我が家を30年以上もたせるコツ

では、大切な我が家の外壁を長持ちさせたい、できれば30年以上メンテナンスをせずに持たせたい、という時にはどんなコツがあるのでしょうか?

そのポイントになるのが、外壁塗装のメンテナンスに使用する塗料です。外壁の耐久性を強くする塗料を使うことで、確実に家の寿命を延ばすことができます。

塗料にも様々な種類があり、材質によって耐久性も異なります。価格も耐久性が高いものほど高価になります。

どんな塗料があるのか、ご紹介していきます。

塗料名 詳細
ウレタン樹脂系塗料 耐久性がある程度あり、塗装面はツヤのある仕上がりに。
モルタル、トタン、コンクリートなど様々な材質の壁に使える塗料です。
シリコン樹脂系塗料 耐久性が高く、表面の塗膜が硬くなるので汚れを防ぐ効果もある塗料。比較的使いやすい価格で、メンテナンス業者が使用する塗料としては主流になっています。
フッ素樹脂系塗料 耐久性に優れて、長い期間にわたって外壁を長持ちさせられる塗料。その分、価格は高価。ただ、使った方の満足度も高い塗料です。
無機塗料 炭素を含まないので、劣化しにくい塗料です。かなり高価で、塗装できる技術者も限られているため、限定的に使われることが多いようです。

この他、さらに付加価値のある塗料も続々と登場しています。

例えば、太陽の光で汚れを分解することができる「光触媒コーティング材」や、夏は涼しくて冬は暖かい「断熱、遮熱塗料」、弾力性が高く伸び縮みするのでひび割れを防いでくれる「高弾圧性塗料」などがあります。

効果とコストを考え、我が家に最適な塗料を選びたいですね。

外壁のメンテナンス方法

では、実際に外壁のメンテナンスが必要だと判断したら、どんな方法でメンテナンスするべきなのでしょうか?

様々な方法の中から、予算内でできる方法で、外壁の劣化状態に最適なものを選択する必要があります。

施工方法 予算 詳細
コーキング(シーリング)部分のみの補修 約10~20万円 外壁自体はまだ劣化していなくても、コーキング(シーリング)部分にひび割れなどが見られる場合のメンテナンス方法です。新しいコーキング(シーリング)剤を注入して打ち替えを行います。費用の目安は約10~20万円です。
外壁塗装(塗り替え) 100~140蔓延 外壁が劣化していて、ひび割れや滑落、カビなどが見られる場合のメンテナンス方法です。
塗料を塗って、塗装し直していきます。
外壁の重ね張り 150万円~ 外壁の劣化がかなり進んでいる場合のメンテナンス方法です。
現状の外壁はそのまま残し、その上に新しい外壁を張っていきます。カバー工法とも言われる方法です。
外壁の張り替え 180万円~ 外壁の劣化が激しく、塗り替えではカバーできない場合や、すでに何度か塗り替えをしていて外壁の劣化がさらに進んでしまっている場合のメンテナンス方法です。
現状の外壁を解体して撤去し、改めて新しい外壁を施工していきます。
モルタル壁のクラック補修 1ヵ所あたり1~2万円 モルタル外壁の場合のメンテナンス方法です。大きなひび割れ(クラック)がある場所に、シーリング剤を注入した後モルタルを重ね、さらに塗装して仕上げます。

メンテナンスするときの業者の選び方

では、実際にメンテナンスをする時に、業者を選ぶポイントはどんなところなのでしょうか?
外壁メンテナンスができる業者は様々。ハウスメーカーや、リフォーム業者、地元の工務店などでも施工が可能です。

そして、残念なことに業者の中には適正な価格でメンテナンスをしない、いわゆる「悪徳業者」も存在しています。

良い業者を選ぶためのポイントは、「適正価格で見積もり・施工してくれるかどうか」という点です。

外壁メンテナンスの工事は手抜きをされやすい、とも言われ、各業者が独自に値段設定しているので、相場価格が非常にわかりにくいです。

そのため、下記のような業者は選ばないようにしましょう。

・訪問セールスでしつこく勧誘してくる
・キャンペーンなどと言って、大幅に値引きを提案する

良い業者を選ぶなら、信頼できる知人に紹介してもらうのが一番の方法です。

紹介してもらうのが難しい場合は、インターネットの一括見積サービスを使うのもおススメです。

複数の業者に一度に連絡。見積もりしてもらえるので時間がかからず、各業者の価格を比較して適正な価格かどうかもある程度判断できます。

まとめ

外壁のメンテナンスについて色々とご紹介してきました。

外壁の材質や建物の建っている状況、強い日差しが当たる、風にさらされるなどの環境にによっても劣化の進み方が変わり、メンテナンスが必要な年数も変わります。

まずは自分で外壁を隅々まで見てみて、心配ならすぐに業者にチェックしてもらいましょう。

外からは目立たない場所でも、意外に劣化が進んでいることもあります。プロの目でメンテナンスが必要か判断してもらうのがやはり安心です。

そして、劣化の原因をはっきりさせ、一番合った方法でメンテナンスすることで、大切な我が家に長く、気持ちよく住むことができます。

この記事を参考に、ぴったりのメンテナンス方法と業者を選んでみてくださいね。