一条工務店の「ハイドロテクトタイル」に外壁塗装は必要なのか?

一条工務店の「ハイドロテクトタイル」に外壁塗装は必要なのか?

ハイドロテクトタイルは外壁塗装が必要なのか?

現在一条工務店一押しの「ハイドロテクトタイル」という外壁材は、半永久メンテナンスフリーという触れ込みで2008年より販売されています。
ハイドロテクトタイルとは、一条工務店のタイルに「光触媒」という太陽と雨の力で汚れを落とす機能を持たせた外壁材です。

半永久メンテナンスフリーというからには、通常の外壁よりも塗装が必要になることはない、とお考えの方が多いかと思います。

実はハイドロテクトタイルは、メンテナンスがいらないということではなく、むしろ定期的に外壁の劣化チェックは必要になります。

今回は、一条工務店のハイドロテクトタイルに外壁塗装が必要なのか?ということについてご説明していきます。

そもそもハイドロテクトタイルの性能

ハイドロテクトタイルの「ハイドロテクト」とは、TOTOが開発した光触媒技術のブランド名のことです。

そもそも光触媒とは、光を照射することにより酸化チタンという光触媒活性物質が活性化されて、壁に水がついても水滴にはならずにそのまま流れ落ちるような働きをします。

いわゆるセルフクリーニング作用を持ちますので、外壁に汚れがついたとしても、雨と一緒に流してくれるので、外壁が綺麗なままで保つことができます。

ハイドロテクトタイルの性能

セルフクリーニング効果のメカニズム | 一条工務店

光触媒については、詳しくはこちらの記事をご覧ください。

一条工務店のハイドロテクトタイルは、このTOTOの光触媒技術を使用し、通常のタイル層の上に光触媒の層でコーティングして、通常のタイルの性能に加えて光触媒の機能を持ったタイルに仕上げています。

おまけ:酸化チタンはチョーキングが起きる原因?

外壁塗装に詳しい人でしたら、上記の「酸化チタン」で、あれ?と思った方がいらっしゃれば、大変鋭い方です。

酸化チタン(別名:二酸化チタン)は、顔料に使用される物質で、主に白色や淡い色の塗料を作る場合に使用します。
また、太陽の光(紫外線)が当たると酸化チタンは活性酸素を発生させて、表面についた有害物質や汚れを科学反応で分解することができます。
そして、水とも相性がいいので、水と一緒に汚れを流す働きがあります。

以上が酸化チタンのメリットなんですが、デメリットもあります。

実はこの酸化チタンは、紫外線にあたると「ラジカル」という協力な酸化力を持つ物質を発生します。
このラジカルが非常にやっかいな物質でして、外壁塗装に使用される塗料の中に含まれる「樹脂」とよばれる成分を攻撃してしまうのです。

「樹脂」とは、塗料を長持ちさせるためのベースとなる成分のことです。
アクリル樹脂やウレタン樹脂などを指します。

ラジカルを発生し続けると塗料の要である樹脂が劣化していき、塗料でできた膜が薄くなっていき、外壁がむき出しになってしまいます。

劣化の状況は実際に外壁を触ってみると、手が白くなったりします。
これはチョーキングと呼ばれる外壁塗装の劣化状態です。

ここまでくるともうおわかりかと思いますが、結論として、光触媒機能を持つ酸化チタンはラジカルという物資を発生させるため、劣化を早めやすくなる、ということです。

ただチョーキングしたからといってすぐにでも外壁が劣化するというわけではなく、あくまで劣化サインの一つとして、認識していただけたらと思います。

ハイドロテクトタイルは塗装が必要になる

ハイドロテクトタイルはたしかに、光触媒技術を備えた外壁材なので、よく使用されるサイディングやモルタルといった外壁材よりもメンテナンス回数は各段に減ります。

それはセルフクリーニング作用があるからなんですが、それでもチョーキングが起きる可能性はありますし、そもそも外壁と外壁の間の緩衝と防水を兼ねたコーキング(緩衝材)はメンテナンスフリーではないので、定期的に専門業者に診てもらうことが必要になります。

実際に一条工務店もメンテナンス費用について、以下のように書かれています。

一条工務店のメンテナンス費用

こんなに差がつく!住んでからのメンテナンス費用 | 一条工務店

ただ、この表は想定値です。
見ていただきたいのは、30年目の箇所に「サイディングの張替え」と「外壁再塗装」というメンテナンス費用が含まれています。

サイディングの張替えが30年目に来ているのは、メーカーが発表しているサイディングの寿命が30年だからです。

ただ、通常10年ごとに外壁塗装をやっているときちんと外壁が保護されていますので、よほどひどい環境でない限り、外壁の張替えが必要になることはないので、あまり参考にしなくても大丈夫です。

また、40年も光触媒が持つことはあまりないと考えたほうがいいです。
外壁の劣化の目印としてチョーキングが起こっている可能性が高いので、10~15年ごとに塗装業者にチェックしてもらうといいでしょう。

とくに問題がないようであれば、それはそれで光触媒の機能が持続していることになりますので、長い間我が家を綺麗に保ちたいのであれば、定期的にチェックしてもらうようにしてください。

ハイドロテクトタイルに塗装が必要になったら?

もしも、我が家のハイドロテクトタイルにチョーキングが起きた場合、それは外壁が劣化している証ですので、塗装業者さんに依頼をしましょう。

ただ、通常の外壁塗装と違いハイドロテクトタイルは光触媒を使用しているので、通常の塗料を使用すると光触媒はなんでもはじいてしまうので、すぐに塗装が剥がれます。

そのため、外壁塗装を依頼するときは「我が家はハイドロテクトタイルなので、合う塗料で塗装してください。」と予め伝えてください。

そうするとほとんどの場合、光触媒塗料を使用することになるかと思います。

塗装はどこに頼むべきか?

外壁塗装が必要になった場合、どこに依頼するのが一番お得で、確実なのでしょうか。

一条工務店が抱えている職人さんが塗装工事を請け負うなら、工事を依頼する意義は出てくるかと思いますが、特にこだわりがない場合は、地元の塗装店に依頼することをおすすめいたします。
また、一条工務店に頼むのと、塗装専門の会社に頼むのとでは外壁塗装の費用に大きく差が出ます。

その理由は明白で、利益を取ろうとする会社が1つ増えるからです。

ハウスメーカーと一般塗装店の見積価格の違い

塗装店からの見積提案は、塗装店の利益だけですが、一条工務店の見積提案には塗装店の利益にプラスして一条工務店の利益が追加されているからです。

以上の理由より、特にハウスメーカーに対して拘りがなければ、地元の塗装店に依頼するほうがいいでしょう。

塗装業者の選び方については、以下の記事でも詳しく紹介していますのでご覧ください。

まとめ

ハイドロテクトの技術を使った外壁材は、実は一条工務店だけが販売しているのではなく、他社さんでも商品を販売しております。
それだけ光触媒の機能が優れていることがわかりますね。

ただ注意していただきたいのは、メンテナンスフリーな外壁材は煉瓦や本物の焼杉くらいですので、ハイドロテクトタイルが必ずしも一緒メンテナンスが必要ないというわけではありません。

長く家を使っていくためにも、正しい知識を持って、定期的に手入れをして綺麗なまま使っていきましょう。

ハイドロテクトタイルの塗装や、その他の外壁塗装の業者は外壁塗装パートナーズでもご紹介しています。お気軽にご連絡ください。