【未完成】145年の歴史を持つ日本ペイントの業界健全化の”新たな試み”
日本ペイントさんへのインタビューも最終回です。
最大手メーカーが今までの体制から、塗装を検討している施主や塗装店の意向を汲み取って、徐々に新たな試みを始めています。
ユーザーの声を集めるシステムと、業界を健全化に導く「GOOD JOB保証」、そして業界を知る塗料メーカーがこれから塗装を検討する施主の皆さんに知ってもらいたい現状について、詳しく教えてもらいました。
『GOOD JOBシステム』
お客様の声を集めるインフラの構築
Q.今までのお話で、カタログの整理や期待耐用年数の記載など、施主様や塗装店さんに寄り添った改善を加えてきたわけですが、逆に塗装店さんにもっと「こうして欲しい」という要望はありますか?
日本ペイント肥後氏
—そうですね。優等生的な回答になっちゃうかもしれないですけど、本当に今我々は、塗装店さんや施主様の声に飢えておりまして、どうにかお声を集めたいという想いがあります。
我々の商流は、必ず塗料販売店さん(商社)が挟まっています。これは商売上、我々も施工店さんも安心して商売できるのでいいんですけども、コミュニケーションという面では弊害も出てきます。
そこで今、直接我々と施工店さんで繋がれる枠組みのひとつとして『GOOD JOBシステム』というものを運用しています。平たく言えば、施工店さんがネットで我々の塗料を発注できるシステムなんですけども、そこに加盟していただいている施工店様に『GOOD JOB保証』というものを出しています。
外壁塗装パートナーズ
—『GOOD JOBシステム』で発注ということは、商社さんを挟まないということでしょうか?
日本ペイント肥後氏
—いえいえ。『GOOD JOBシステム』で発注した塗料は商社さんを通じて塗装店さんに納品されます。システムで発注数が見えるようになったことで、今まで完全に分断されていて我々から何も見えなかった部分が見えるようになってきたということです。
このシステムを通して、我々が塗装店さんと繋がり始めているので、ここをもっと太くしてコミュニケーションを密にとっていきたいと考えています。
『GOOD JOB保証』
業界の問題を解決する無料のメーカー保証
外壁塗装パートナーズ
—まずは塗装店さんと接触を持てるようにするということですね!
先ほどの『GOOD JOB保証』というのがすごく気になるのですが、どういうものなのでしょうか?
日本ペイント肥後氏
—『GOOD JOBシステム』で我々メーカー側から”塗装店さんが何缶購入されたか”というのが確認できるので、『この戸建てに対して規定の何缶を使ったから、保証を出せるよ』という取り組みです。保証は剥離(塗膜の剥がれ)に対しての保証になります。
外壁塗装パートナーズ
—今まで塗料のメーカー保証は一部のごく限られたメーカーにしかなかったので、施主様も「日本ペイントさんが保証を出すなら」と思ってくださるケースもありそうですね。
塗装店さんが『GOOD JOBシステム』を通して保証を申し込むんですよね?入るにはどうすればいいんですか?
日本ペイント肥後氏
—希望される塗装店さんは、販売店さん、あるいは我々担当営業に連絡していただいてという形ですね。
完全無料なので、加盟していただけたら正直”得”しかないかなと思っています。
今後は、加盟していただいた施工店さん限定で取り扱える『商談ブック』みたいなものも準備しています。まだ展開前なんですけども。
外壁塗装パートナーズ
—塗装業界は昔から規定量の塗料を使わない業者もいますので、「この保証が発行されている現場は、しっかり規定の缶数を使ってますよ。仕様通りで手を抜いてませんよ」という証明書になるのが、この保証で一番価値が高いポイントですよね。
[グッドジョブ保証の対象製品表]
https://www.nipponpaint.co.jp/goodjobsystem/warranty/
日本ペイントからのメッセージ
これから塗装を検討する方へ
Q.それでは最後に、これから塗装を検討する施主様に向けてメッセージをお願いします。
日本ペイント肥後氏
—最近やっと重い腰を上げて打ち出した『期待耐用年数』もそうですが、カタログ上の数字だけで判断すると、他社メーカーの同等品に負けてしまう部分ってあると思います。
ただ、日本ペイントの強みは『歴史と事業規模』なので、この145周年の歴史を背負って、とにかくしっかりとエビデンス(根拠)を確保して、自信を持った年数として掲載しています。
それは年数だけじゃなくて、塗料の性能もそうですね。
各種性能も言いっぱなしではなく、確実にお施主様に満足いただける性能として打ち出していますので、そこは我々日本ペイントを選ぶ理由としてご検討いただきたいなと思っております。
あとは検討の時に注意してもらいたい点でいいますと、塗装業界に限ったことではないと思うんですけども、情報の精査の部分です。
なかなか難しいと思うんですけども、インターネットが普及して、情報が溢れて精査しきれなくなると、AIに丸ごと任せてしまうという方が最近は増えています。
AIが導き出す情報が真実かどうかは分からないので、外壁塗装パートナーズのアドバイザーの方ですとか、メーカーの問い合わせ窓口にですね、もしご不安があれば相談いただいて、しっかり納得できる形で工事を進めていただければなというのが想いです。






地元の塗装職人を探してみる