外壁塗装の工事は赤ちゃんにとって悪影響!赤ちゃんがいる我が家はどうすればいいのか?

外壁塗装の工事は赤ちゃんにとって悪影響!赤ちゃんがいる我が家はどうすればいいのか?

赤ちゃんがいる家庭は外壁塗装を控えた方がいい?

外壁塗装と言えば、塗装期間中の臭いが気になります。
そしてその臭いは大人でも耐えられない場合もありますので、子供や赤ちゃんがいる家庭はどのようにしたら良いのでしょうか?

赤ちゃんがいる家庭は、塗装を延期した方が良いでしょうか?」という質問も良く受けます。

しかし実は、外壁塗装が始まったとしても、臭いのする塗装の工程は一部です。
足場組み立てや洗浄、養生などといった工程が多いため、実際に塗装をしている日よりも、それ以外の工程の日の方が多いくらいです。

ですから結論から言うと、塗装自体を控える必要はないですが、塗装の工程になったら別の場所にその間は外出するなどして避難するのが良いと思います。

臭いがきついから赤ちゃんが泣いてしまう、という理由ではありません。

臭いの元であるシンナー(有機溶剤)には、明確な健康被害があるからです。

有機溶剤(シンナー)とは?

一般的な塗料は、いわゆるシンナーを混ぜて薄めてから使用します。

シンナーは薬品名や商品名ではなく、英語の薄めるという意味のthinから来ているもので、有機溶剤と同義です。

有機溶剤は、他の物質を溶かす性質を持つ有機化合物の総称で、常温では液体ですが、一般に揮発性が高いため呼吸を通じて体内に吸収されやすく、また油脂に溶ける性質があることから皮膚からも吸収されます。

有機溶剤は厚生労働省管轄において、有機溶剤中毒予防規則が定められているほど、扱いに慎重にならなければならないものです。

ちなみにガソリンも有機溶剤に該当します。

有機溶剤の赤ちゃんへの影響

有機溶剤は、中枢神経を麻痺させる作用があり、つまり酔っ払い状態になる可能性があります。

赤ちゃんに少量だったらお酒を飲ませてもいいかと質問されて、はいと答える人はいないと思います。
シンナーの臭いがきつい場所に赤ちゃんが長時間いるということは、これと同義と思って頂くのが良いと思います。

アルコールのとり過ぎはアルコール中毒になりますし、健康被害に遭います。
ですから上記の有機溶剤中毒予防規則でも、屋内での使用では有機溶剤作業主任者の配置義務を設けたり、換気の仕方が規定されています。

有機溶剤の扱い方について

有機溶剤は正しく使いましょう | 厚生労働省 

外壁塗装は屋外での工事ですので、この予防規則の規定外とはなりますが、明確に人体に影響を及ぼすものであるという認識をまず持つことが大事です。

上述の通り、ガソリンも同様ですので赤ちゃん連れのガソリンスタンドも気になる方は注意が必要です。

有機溶剤の対策その1
水性塗料を使用する

シンナー(有機溶剤)は、油性塗料を薄めるのに使用します。

油性塗料とは別に水性塗料というものがあり、こちらは希釈材(薄める材料)に有機溶剤は使用せず、を使います。
元々の塗料に含まれる樹脂や顔料自体が無臭という事ではありませんが、かなり臭いは抑えられますし、有機溶剤の中毒作用はなくなります。

今でもそうですが、耐久性という意味での塗料の質では、油性塗料に軍配があがりますが、塗料メーカーの開発努力により、かつての油性塗料よりも水性塗料の性能が良くなってきています。

住宅密集地などでは、近隣への配慮から水性塗料が選ばれる傾向が高いです。

有機溶剤の対策その2
外出する

どの位の吸引で赤ちゃんに影響が出るのかの資料はありませんが、室内に入ってきてしまった臭い(揮発した有機溶剤)はもちろん吸わないに越したことはありません。

冒頭でも書いたように、塗装期間のうち実際に有機溶剤を使用しての塗装日数は最短で3日です。(下塗り、中塗り、上塗りの作業は最低でも1日ずつかかるため)

シンナー(有機溶剤)は塗ったそばから揮発(液体が気体になること)していき、塗料だけが残り塗膜を形成します。

ですので乾燥してしまえば臭いは消えますので、思いのほか臭いがする時間は短いのが実際です。
塗装は日中実施されますので、その間だけ面倒ではありますが、どこかに外出しておくというのが一番簡単な対策です。

有機溶剤の対策その3
換気

日中に塗った塗料が乾いていけば、大気中に拡散していきますので、塗り終わった夕方過ぎからはそれほど臭いはきつくなく、ましてや家の中で感じるほどではなくなります。

あくまで日中塗っている最中に入ってくる臭いが主ですので、それをいかに屋外に排出するかがポイントになります。

ですから、外出していた赤ちゃんが帰宅する前に、換気扇を回して、屋内の空気を入れ替えておくのも大事です。

まとめ

赤ちゃんがいる場合の、塗装の臭い対策として書きましたが、幼児や小学生、そして大人にとっても同じことが言えますので、子供が何歳になるまで気をつけるべきかという話ではありません。

そして外壁塗装をするべき時期と、赤ちゃんがいる時期はコントロールできるものではありません。

外壁塗装をするべきタイミングなのに、赤ちゃんがいるから3年延期しようというような結論は、後々大きなコストアップとして返ってきてしまう可能性が高くなります
(外壁の劣化具合では、塗装ではなく外壁工事をしなければならなくなってしまった等)

それであればやはり塗装時に数日外出をするという対策が一番効果的であり、建物の耐久性を維持するという目的も叶えられますので、一番費用対効果が高いと思います。