外壁塗装で外壁デザインを残したい場合はクリヤー塗装がおすすめ

外壁塗装で外壁デザインを残したい場合はクリヤー塗装がおすすめ

クリヤー塗装とは

通常、外壁塗装は塗りつぶし塗装と言って、現状の外壁デザインの上から新しく塗料を塗っていきます。

反対に、現状の外壁デザイン(例:意匠性のある塗り壁など)を残したい場合に、クリヤー塗装がおすすめです。
※ちなみにクリアー塗装、クリヤー塗装とも呼ばれています。

ですが、クリヤー塗装を行いたい場合には、ある条件があります。

今回は、クリヤー塗装についてご紹介いたします。

クリヤー塗装のメリットとデメリット

クリヤー塗装のメリット

そもそもクリヤー塗装とは、透明の塗料(顔料という色の元が入っていない塗料)で塗る施工方法のことです。

通常は、外壁のデザインを無視して新しく色をつけて塗り替えます。

クリヤー塗装にすると、新築時に選んだデザインをそのまま維持できて、なおかつ艶が出る仕上げになります。

今の家の外壁が気に入っているのでそのまま維持したい、という方はおすすめです。

以下は日本ペイントが出しているクリヤー塗料ですが、かなりツヤツヤした仕上がりになります。

UVプロテクトクリヤーシリーズ

UVプロテクトクリヤーシリーズ | 日本ペイント

クリヤー塗装のデメリット

通常の塗りつぶし塗装は3度塗り(下塗り、中塗り、上塗り)ですが、クリヤー塗装は2度塗り(下塗り、上塗り)と塗る回数が少ないです。

塗る回数が少ないというのは、必然的に塗装でできた膜(塗膜)が塗りつぶし塗装より薄いということになります。

そうすると、クリヤー塗装をした外壁は通常塗装よりも耐用年数が低い、つまり通常より早いスパンで再度塗り替え時期がやってくることになります。

通常の塗りつぶし塗装と比較して、少し耐久性が劣ることがクリヤー塗装のデメリットになります。

クリヤー塗装ができる条件

クリヤー塗装を行うには、3つ条件があります。

  • 築10年以下のお家
  • 外壁に汚れや傷が少なく、比較的綺麗な状態である
  • 外壁に光触媒、無機、フッ素コーティングされていない

1. 築年数10年以下で、傷が少ないこと

基本的に、新築当時のように綺麗な状態のお家であれば、塗装ができます。

傷が少ないと良いとされるのには理由があります。

クリヤー塗装は透明塗料ですので、大きな傷があると目立ってしまいます。
では直してから塗装すればいい、と考える方がいらっしゃるかと思うのですが、例えばひび割れ(クラック)が入っている外壁を直すには、コーキング材というもので埋めなければなりません。

割れ目を埋めなければそこから雨水が入ってきますので、防水性のコーキング材をいれます。
しかし、コーキング材には色がついていますので、デザインが強い外壁では見た目が浮くため、使用できません。

そうすると、大きな傷があってもそのまま上からクリヤー塗装する、ということになってしまいます。

傷の上から塗装しても、傷の部分の塗装はかなり弱いです。
穴が空いている上に塗装することと一緒ですので、ほとんど塗装の意味を成しません。

そういった理由から、ある程度綺麗な外壁の場合のみクリヤー塗装ができるのです。

2. 光触媒、無機、フッ素系の塗料を塗っていないこと

クリヤー塗料は、基本的に光触媒無機フッ素のコーティングされているサイディングボードと相性が悪いです。

光触媒や無機系、フッ素系のコーティングがされている外壁の上からクリヤー塗装をすると、早い段階で塗装が剥がれます。

なぜなら耐久性が強すぎてクリヤー塗料がくっつかないからです。

上から塗れる外壁材はクリヤー塗料にもよりますが、塗装する前に、自分の外壁にはどのコーティングがされているか確認しておきましょう。

クリヤー塗装にもグレードがある

基本的に、意匠性の高いサイディングボードに使用される場合が多いため、サイディングボード用のクリヤー塗料は様々なものがあります。

以下はクリヤー塗装によく使用されている塗料一覧です。この表でのグレードについては、樹脂で比較しております。

グレード 耐用年数 商品名 メーカー名
フッ素樹脂 不明 UVプロテクトクリヤー(フッ素系) 日本ペイント
アクリルシリコン樹脂 12~15年 クリーンSDトップ エスケー化研
アクリルシリコン樹脂 不明 UVプロテクトクリヤー(セラミック系) 日本ペイント

※クリーンSDトップの耐用年数はあくまでも期待耐用年数になります。
これよりも早く塗り替える時期がくる可能性がありますので、ご注意ください。

クリヤー塗料を選ぶ時は、性能と塗装費用を鑑みて決定してください。
何よりも塗料の性能を重視する方は、フッ素樹脂以上を使用しているクリヤー塗料を選ばれるほうが良いです。

今回はサイディングボード用の塗料をご紹介いたしましたが、モルタル壁など専用のクリヤー塗料はほとんどアクリル樹脂といって外壁塗装に向かない塗料がありますので、ご紹介しませんでした。

モルタル壁やALC、コンクリートの塗装は、通常の塗りつぶし塗装をおすすめいたします。

まとめ

クリヤー塗装をするかしないかは、完全に個人の好みですので、クリヤー塗装は塗りつぶし塗装よりも性能が良い!ということは決してありません。

むしろクリヤー塗装の塗り替え回数が少ない分、塗りつぶし塗装のほうが良い場合もあります。

外壁がサイディングで、デザインを残したい方にはおすすめします。

外壁塗装全般や、塗料のことでお困りのことがありましたら、外壁塗装パートナーズまでご相談ください。