アレスダイナミックトップの特徴は?メリットデメリットと注意点を解説

アレスダイナミックトップの特徴は?メリットデメリットと注意点を解説

アレスダイナミックTOPとは

「ラジカル制御機能」を有した高耐候な水性シリコン塗料

アレスダイナミックトップは、大手塗料メーカーの関西ペイントから販売・製造されている「ラジカル制御機能」を有した水性シリコン塗料です。

昨今、人気のあるラジカル制御塗料のひとつです。

2012年に日本ペイントから初めて発売されたラジカル制御塗料の「ダイナミックトップ」に次いで、2016年に関西ペイントから販売されました。

ラジカル制御機能とは

『ラジカル』とは、塗料の主成分のひとつ「酸化チタン」に紫外線が当たることにより発生する物質です。

一般の塗膜は、このラジカルが発生し塗膜を破壊し劣化を促進させます。

アレスダイナミックTOPは、この「ラジカル」の発生を抑え、樹脂の性能を最大限に引き出すことに成功した塗料です。

ラジカル制御機能により、水性シリコン塗料でありながらフッ素に迫る耐久性をもっています。

ラジカル塗料については以下の記事で解説しています。

アレスダイナミックTOPの特徴

業界初「雨の日でも施工できる」高い付着力

アレスダイナミックTOPの最大の特徴は、湿潤面・高湿度でも塗装可能な高い付着力です。

かんたんに言うと、雨の日や湿度の高い環境下でも塗装ができるということです。

本来、塗装作業は基本的に雨の日や湿度の高い日は作業ができません。

剥離、膨れ、塗りムラ、白化などの不具合が発生し、塗料本来の性能が発揮されないからです。

しかしアレスダイナミックTOPは、「ダイナミック強化剤」と「アレスダイナミックフィラー(下塗り材)」を組み合わせることにより、雨養生された現場であれば、雨で多少濡れた壁や、湿度85%以上の環境下でも塗装可能となりました。

雨の日でも施工できる塗料は、アレスダイナミックTOPだけですので、雨や工期が心配な方にはもってこいの塗料です。

「ラジカル制御技術」でフッ素に迫る高耐候性

アレスダイナミックTOPの期待耐用年数は、13年~15年です。
一般のシリコン塗料よりも高耐久で、フッ素に迫る耐用年数です。

高耐久を実現できるのは、関西ペイント独自の「4つの技術」を有しているからです。

①高性能シリコンレジン

超強力な結合エネルギーを持つ「高性能シリコンレジン」で紫外線劣化を阻止します。(レジンとは日本語で樹脂という意味です。)

シリコンレジンは、紫外線・熱・水などにより分解しにくく耐候性に優れています。

②UVトラップ

「高性能シリコンレジン」をすり抜けた紫外線を「UV(紫外線)トラップ」で無害化します。

③ラジカルバリアコート

塗料の主成分のひとつであり、ラジカルを発生する物質の「酸化チタン」への紫外線の到達を阻止し、ラジカルの発生を抑制します。

④HALSラジカルキャッチャー

「HALS(ハルス)」とは、紫外線により発生した劣化因子のラジカルと反応し、無害化させる光安定剤です。光劣化反応を抑制し、耐候性を増強してくれます。
アレスダイナミックTOPは、極微量すり抜けた紫外線によって発生したラジカルを、HALSラジカルキャッチャーで捕獲し無害化させます。

アレスダイナミックTOP | 関西ペイント

フッ素塗料の耐用年数は15年~20年のものが多いです。

シリコン塗料の価格で、フッ素に近い耐候性が得られるので、非常にコストパフォーマンスに優れた塗料と言えるでしょう。

艶調整で「好みの仕上り」にできる

アレスダイナミックTOPは「艶の調整」が可能です。

「艶あり・7分艶・5分艶・3分艶・艶消し」と細かく艶調整ができます。好みに合わせて調整しましょう。

アレスダイナミックTOPは上品な艶加減ですので、艶ありでも艶が強すぎるということはありません。
心配な方は、実際に見本を見てから決めるのがおすすめです。

ただし、「艶消し」を選ぶ場合はダイナミック強化剤を使用できませんので、注意が必要です。

ダイナミック強化剤を使用したい方は「艶あり」を選びましょう。

アレスダイナミックトップのメリット・デメリット

どの塗料にも選ぶメリットとデメリットがあります。塗料選びで大切なポイントですので、必ず確認しましょう。

メリット

①雨の日でも施工可能

先述の通り、アレスダイナミックTOPは雨天時でも施工可能です。

・工期の遅延を少なくできる
・梅雨時期、高湿度になりやすい場所(北面、水回り付近、日陰など)にも有効
・強力な付着力により、劣化して弱った面にも施工OK

天候や品質が心配な方には最適な塗料です。

②フッ素並みの高耐久

ラジカル塗料は、実際に塗料の耐久性に大きく関わる「樹脂」が各メーカー、各塗料で異なります。

その為、同じラジカル塗料でも耐用年数はそれぞれ異なります。

アレスダイナミックTOPの樹脂は『シリコン樹脂』です。

高性能なシリコン樹脂にラジカル制御機能が加わり、フッ素並みの耐久性を実現しています。

外壁用ラジカル制御塗料の比較
塗料名/メーカー 樹脂(主成分) 水性/油性 耐用年数
アレスダイナミックTOP
関西ペイント
シリコン樹脂 水性 13~15年
パーフェクトトップ
日本ペイント
アクリル樹脂 水性 約10~13年
(未公表)
プレミアムシリコン
エスケー化研
シリコン樹脂 水性 14~16年
アレスダイナミックMUKI
関西ペイント
シリコン樹脂 水性 15~20年

③様々な下地に適用

アレスダイナミックTOPは、下塗り材のラインナップが豊富で、様々な外壁に適用できます。

無機系樹脂・光触媒処理・フッ素樹脂塗料・シリコン樹脂塗料など、高耐候な塗料で施工された壁や塗装歴がある場合や再塗装に注意が必要なお家でもアレスダイナミックシーラーマイルドという下塗り材で対応可能です。

④水性塗料で臭いが気にならない

アレスダイナミックTOPは水性塗料ですので、臭いがほとんど気になりません。

臭いに敏感な方やペットを飼われている方、ご近所さんとの兼ね合いがある方でも、安心して工事できます。

デメリット

①実績が少ない

アレスダイナミックトップは2016年に発売された塗料です。

10年経過した家の実績がないため、実際の耐久性はまだまだ経過観察中ですが、関西ペイントの塗料ですので問題ないと言えるでしょう。

こんな方におすすめです

アレスダイナミックTOPは、下記の方におすすめです。

①ランニングコストを抑えたい方
②梅雨時期に工事を検討している方、雨天が心配な方
③塗料の臭いが心配な方
④日当たりが良すぎるお家、日当たりの悪いお家

アレスダイナミックTOPを選ぶ際の注意点

他の塗料と比較検討しましょう

アレスダイナミックTOPを選ぶ際は、必ず他の塗料と比較をしましょう。

同じラジカル制御塗料でも、耐久年数・機能・仕上がり・価格が異なるからです。

自分の希望にあった塗料を選ぶためには、他の塗料との比較が大切です。

見積もりは金額だけでなく、使用する塗料や仕様までしっかりと比較検討しましょう。

様々なパターンの塗料を提案してもらい、自分の希望に一番あった塗料を選ぶのがおすすめです。

雨で施工できるのは「艶あり」のみ

アレスダイナミックTOPの最大の利点である、雨天時でも施工可能な点は、艶ありの仕様のみであり、艶消しを選ぶ方は使用できません。

雨天の施工を可能にするためのダイナミック強化剤は、艶消し塗料に使用するとムラを生じてしまうからです。

ダイナミック強化剤を希望する方は、必ず艶ありの仕様を選びましょう。

まとめ

最適な塗料選びは非常に難しく、かつ非常に重要なポイントでもあります。

「本当にこの塗料でいいのか・・・」
「どう比較したらいいんだろう・・・」
「何がわからないのかもわからない・・・」

塗装は1万2万の工事ではありません。

大きなお金がかかる工事ですので、失敗したり損したくない気持ちも強まります。

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