外壁塗装は10年おき!適した季節・時期と塗替えタイミングを知る6つの方法

外壁塗装は10年おき!適した季節・時期と塗替えタイミングを知る6つの方法

外壁塗装2回目の時期・タイミングは早くて築10年

外壁塗装や屋根塗装は、いつ実施するのがベストな時期なのでしょうか?

塗装は、早ければ早い方が良いのでしょうか?
待てるだけ待った方が良いのでしょうか?

一般的には、築10年で外壁塗装や屋根塗装を実施した方が良いと各所で言われていますが、実はこれ全く根拠はありません。

外壁塗装に使われている塗料やコーキングのおおよその耐久年数から考えて、わかりやすくキリがよいので10年塗り替えというのが言われているようです。

これだけ多種多様な住宅がある中で、一律に塗り替え時期が来るわけはないというのは少し考えただけでもお分かり頂けると思います。

外壁の材料はモルタルやサイディングやALCなのか、屋根の材料もスレートなのかガルバリウムなどの金属なのかによって、当然その適した時期は変わってきます。

下記記事ではご自宅の外壁材とその耐久年数をご確認してみて下さい。

もちろん、元から使用されている塗料が、ウレタン樹脂塗料やアクリル樹脂塗料、シリコン樹脂塗料、フッ素樹脂塗料なのかによっても当然変わってくるのです。

外壁塗装の最適時期はコスト・外観・耐久性のバランス

極論を言えば、毎年外壁塗装と屋根塗装をしていけば、防水性は常に保たれ、常に外観は新築時のような状態を保つことができますので、1年おきの塗装が適していると言っても良いとも思えます。

しかしそれではお金がかかり過ぎてしまいます。
塗装を毎年するために、仕事を頑張ることになりかねません。

では外壁塗装や屋根塗装は何のためにするのかと言えば、美観と耐久性のためです。

つまり塗装に「適した」時期というのは、コスト(費用)と美観と耐久性のバランスが最も取れた時期と私たちは考えています。
外壁塗装に必要なコストについては以下の記事にまとめてあります。気になる方はこちらの記事もご確認ください。

見た目重視での外壁塗装はご自身のタイミングで

塗装の目的は美観と耐久性と言いましたが、美観は極めて主観的です。

普段着る服装と同じようなもので、あまりオシャレに気を配らない人もいれば、常に最新の流行を追いかけ毎年、毎シーズン服を買っていく方もいます。

ご自宅の美観の問題も同様です。
多少汚れてきても気にならない方は全く気にしません。
逆にちょっとの汚れが気になってしまう方も、模様替えならぬ、イメージ替えで塗り直しをしたいという方もいらっしゃいます。

極めて主観的な問題なので、一律に論じることもできません。
自身が塗りたいと思った時が良いタイミングだと思います。

またガラッと見た目を変えたい場合は外壁材ごとリフォームしてしまうという手もありあます。

>>外壁材の種類と特徴を比較!あなたにピッタリな外壁材を見つけよう

建物の耐久性が落ちたところが外壁塗装のベストタイミング

美観と反対に建物の耐久性は、極めて客観的な問題です。

まだ前回の塗料が効果を発揮している時に塗り替えをするのは、効果が重なってしまいコスト(費用)的にはベストタイミングではありません。

逆に前回の塗料の効果が切れてしまってから塗り替えをしていては、その間に外壁自体、躯体に悪影響が出てきてしまい、建物の耐久性は落ちてしまいます。

前回の塗料の効果が切れてはいないが、効果が落ちだしている兆候が見えてきたタイミングがベストタイミングなのですが、問題は前回の塗料、塗装方法が何だったのかを覚えていない方がほとんどであるという事です。

新築時から1回目の時は、ハウスメーカーや工務店からのアナウンスが入ったり、そもそも購入時に後々の塗装の必要性の話を聞かされていた事もあり、比較的良いタイミングで塗装を行っている方が多いのですが、2回目となるとどうしても緩慢となり、塗装時期を逃してしまっている方が多いです。

外壁塗装のタイミングを知る6つの方法

では、建物の耐久性に現在影響が出ているかどうかのチェックは、どのようにしたら良いのでしょうか?

これはもちろんプロにチェックしてもらうのがお勧めしますが、いくつかシグナルとなるものはあります。

外壁の状態 説明
剥落 塗装ではなく、中のモルタルがはげ落ちてしまい、木材やラス(金網みたいな部品)が見えてしまっている状態。
塗装でなく早急な左官工事が必要。
チョーキング モルタル施工の外壁において、手で触るとチョークを触った後のように手に塗料の粉がつく。
塗装がはがれてきている証拠なので、塗装屋さんに点検を。
ひび割れ(クラック) 外壁にひびが入っている。

ひび割れが即塗り替えするべきという事ではないが、特に横に走っているひび割れは要注意。
ひび割れの入り方で、大きく判断が変わる。

はく離 下地との付着力が薄れてしまい、塗膜がはがれてしまっている状態。
そこから雨水が簡単に入るので、塗装屋さんへGO
カビ・コケ カビや苔。洗浄で無理に落とそうとすると、はく離の可能性もあるので注意が必要。
すぐに塗装をしなければいけない状態ではないが、美観は損ねる。
錆び モルタルの中のラスという金網が、錆びて外壁面にまで出てきてしまっている状態。
これも早急に点検が必要。

ひび割れでも、非常に小さなひびで部分的な補修で済ましても大丈夫な場合もありますし、即対応が必要で塗装もし直さないといけないケースもあります。

外壁と屋根は、建物の躯体を守る砦です。
ここに不具合が生じていたら、躯体に直接影響を与えてしまいます。

具体的には雨漏りが発生し、躯体のカビ、腐食が進み建物の寿命を大幅に縮めてしまいます。

杞憂に終わるのであればそれに越したことはありませんので、疑わしきは早めにチェックをしてもらうのが良いと思います。


外壁塗装のベストタイミングは前回の塗料グレードで耐久年数が倍違う

2回目以降の外壁塗装のベストタイミングは、前回にどのグレードの塗料を使っていたかによって最大で10年ほどの差が開きます。

塗料の種類 耐用年数 特徴
無機塗料 15年~ いわゆる自然界にあるものを使った塗料で、高性能塗料のため高価。
かなり耐久性に優れていて、耐用年数も一番長い。
自然に優しい塗料として注目を浴びている。
フッ素樹脂塗料 15~20年 無機塗料の次に性能も価格も高い塗料。
耐候性、親水性、防カビ等にも優れているため、大型建築物(スカイツリー等)に使用されている。
シリコン樹脂塗料 10~15年 現在主流となっている塗料。
総合的に見て、一番性能も価格もバランスがいい塗料として人気。
ラジカル塗料 10~15年 シリコン樹脂塗料よりも性能がいいと注目されている新しい塗料。
以前から塗膜劣化の大きな原因だったラジカルを制御し、さらに耐久性が強くなった塗料。
ウレタン樹脂塗料 8~12年 ひと昔前に流行った塗料。
ひび割れに強く、シリコン樹脂塗料よりも安価。
しかし、耐久性はシリコン樹脂塗料に劣る。
アクリル樹脂塗料 5~7年 他の塗料と比べて耐久性が劣るため、現在は滅多に使用されない塗料。
ただ、安価で色も豊富のため、何回も塗り替える予定がある人向け。

基本的には金額が高い塗料ほど耐久年数が長くなります。

前回耐久年数短くなってもいいから、とにかく安く済ませたい!
というような要望を出した記憶があるようであれば、前回時から5年前後で次のタイミングが来てしまいます。

ここで難しいのはせっかく高い塗料を使って耐久年数を長くしたつもりであったのに、様々な要因からその期待耐久年数が叶えられていないケースも多々あります。

外壁材の耐久性が限界にきているサインの例を、以下にあげたいと思います。

塗料の耐用年数についてはこちらをご覧ください。

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外壁塗装の費用と耐久年数は長期に目を向けるべし

最後はコスト(費用)です。

外壁塗装や屋根塗装にかかるコスト(費用)を最小化しようとして、とにかく安い塗料で済ませようとする方もいますが、考えなければならないのはトータルコストです。

住宅は長く住むものですので、住むと想定される期間でのトータルコストを考えなければなりません。

例えば、期待耐久年数が10年の塗料で100万円かかる場合と、期待耐久年数が15年の塗料で120万円かかる場合でシミュレーションしてみると、住宅ローン35年の返済が終わるタイミングでのコスト(費用)は10年塗料の方が1回多くしている分高くなります。
塗料グレードによる塗装時期の違い
※期待耐用年数とは、この塗料を塗ったら○○年くらい持ちます。という年数を各塗料メーカーが出しているものです。

しかし3回目の塗装から5年しか経っていないため、2回目の塗装から10年経過している15年塗料のケースと比べると、美観は10年塗料の方に軍配が上がるかもしれません。

外壁塗装の季節ごとでのメリット・デメリット

春の外壁塗装

メリット

春と秋は同じように過ごしやすい時期ですので、まず第一は職人が作業しやすいというメリットがあります。

塗装は職人が様々な工程を手作業で仕上げていきますので、人間が働きやすい環境というのは当然メリットになります。

そして、下のグラフで見てわかるように、春は全国的に見ても秋よりも湿度が低いです。

秋よりも春のほうが湿度が低い
気象庁の過去の気象データより作成

結果、塗料が乾きやすい時期といえます。

外壁塗装と湿度の関係はこちらをご覧ください。

デメリット

春は、塗装業界にとって一番の繁忙期です。

塗装店はどこもなるべく多くの受注をとりたい為、各現場の職人の人数が最小になりがちです。

結果として、工期が長くなってしまうというデメリットがあります。

また同じく繁忙期だからこそ、サービスの値段は需給で決まりますので、高止まりする傾向にあります。

隠れたデメリットとして、春は花粉症でなければ、せっかくエアコンも使わずに窓を開けていれば気持ちよく過ごせる季節ですが、塗装期間は窓を養生しなければならないので閉めっぱなしになってしまうという事も挙げられます。

梅雨時の外壁塗装

メリット

梅雨時は、雨が多く塗装には向かなそうなイメージがありますが、実は夏ほど気温は高くなく、かつ湿度も下のグラフで見ていただくとわかるように思ったほど高くない時期なので、塗料は乾きやすい時期というメリットがあります。

梅雨も比較的湿度が低い
気象庁の過去の気象データより作成

梅雨時は春や秋と違い、お客様の判断で敬遠されがちなので、価格は需給で決まりますので金額は比較的抑えらえているというメリットがあります。

デメリット

梅雨時のデメリットはとにかく雨が多いため、作業が分断してしまうという事につきます。

作業が分断してしまうということは、とにかく工期が長くなってしまうという事です。

本来であれば2週間ほどで足場や養生シートがとれるはずだったのに、1か月以上囲われたままという事が起きてしまうのが梅雨時の塗装のデメリットです。

夏の外壁塗装

メリット

夏の塗装のメリットは、とにかく塗料が早く乾くことです。

早く乾くという事は工程がどんどん進むという事ですので、塗装期間が短く済むということが夏のメリットになります。

デメリット

塗料が早く乾くのは気温が高いからですが、同じく気温が高いという事は屋外で作業をする職人からすると過酷な環境という事です。

夏は作業環境が悪い気象庁の過去の気象データより作成

屋根塗装もする場合は、屋根の表面温度は70度にもなります。

その過酷さは体感した者でないと言い表せない程です。
また外壁部分は、足場と養生シートに覆われていますので風通りがよくありません。

その蒸し暑さも想像を絶するレベルのものです。

塗装は、半成品と言われるように、現場で職人の手作業によって完成させていくものです。

その職人が働きにくい環境というのは間違いなくデメリットとなります。

秋の外壁塗装

メリット

秋は春と同じように過ごしやすい時期ですので、第一は職人が作業しやすいというメリットがあります。

塗装は、職人が様々な工程を手作業で仕上げていきますので、人間が働きやすい環境というのは当然メリットになります。

デメリット

秋は台風や秋の長雨と言うように梅雨ほどではないですが、雨がよく降る時期でもあります。

雨が降ってしまえば梅雨時と同じように塗装はできませんので、必然的に塗装期間が予定より延びてしまいます。
これは明確なデメリットとなります。

秋はせっかくエアコンも使わずに窓を開けていれば、気持ちよく過ごせる季節ですが、塗装期間は窓を養生しなければならないので、閉めっぱなしになってしまうという事もデメリットとして挙げられます。

冬季の外壁塗装

メリット

塗装期間は窓も養生をするため、基本的には閉め切った状態になります。

冬はそもそも寒い季節ですので、窓を開けっぱなしにして生活をしている方はいないと思います。

そのような時期に、塗装ができてしまうというのはメリットの1つと言えます。

冬は気温が低いため塗料が乾きにくいと思われがちですが、全国的に湿度が低い時期ですので、塗料は実は乾きやすい時期です。(日本海側はそれほどでもありません)

デメリット

外壁塗装は気温が5℃以下になると推奨されない環境となります。

一番上のグラフで見てわかるように、寒いエリアは平均気温が5℃を下回ってしまいます。

では全く塗装ができないかというと、そんな事はありません。

下のグラフは、各エリアの1月の最高気温です。

各地域の冬の気温
気象庁の過去の気象データより作成

札幌を除けば、どのエリアも10℃を超えています。
ここからわかる事は朝晩の寒い時間帯は5℃を下回ってしまう時もあるが、昼間になれば湿度も低いし、塗装に適した時期であるという事です。

しかし、どうしても他の季節に比べて塗装できる時間帯が限られてしまうため、塗装期間が長くなってしまうのです。これがデメリットです。

梅雨時は外壁塗装に適していない時期と言われる理由

梅雨時は雨があるので避けたほうが良いのではと思われますが、雨が降っていない限り、実は比較的高温の時期です。

塗料も乾きやすく、夏場に比べれば作業はしやすいので、決して塗装に適していない時期とは言えません。

雨は塗装にとって天敵なのは間違いありませんが、日本はどの季節でも雨は降ります。

むしろ塗装期間中に1日も雨が降らないということの方が稀です。

しかし梅雨時は避けたほうが良いという意見が根強いのはなぜでしょうか?

理由その1 工事期間が長くなる

塗装工事は雨で延期されるので、塗装期間が他の季節と比べると長くなります

塗装期間中は足場が常に組まれている状態ですので、当然短く済むに越したことはありません。

理由その2 施工不良に遭うリスクが高まる

悪質な業者に頼んでしまった場合に、雨が降っている中でも工期が延ばしたくないばかりに強行したりと、施工不良に遭うリスクが高まるという事です。

梅雨時に依頼する場合は、より慎重に塗装会社を選ぶ必要があるということは覚えておいて欲しいと思います。

外壁塗装の時期は春や秋がやっぱりベストなの?

どの塗装屋さんに話を聞いても、暑くなく、寒くない春秋の時期は作業がしやすいのは間違いありません。

屋根表面は、夏場には最高70度を超えたりしますので、人間が作業する限り、過ごしやすい季節の方が好まれるのは間違いありません。

しかし翻って塗装をしてもらう施主の立場で考えると、春や秋に塗装を行ってもらうメリットは実は特段ありません。

むしろ繁忙期ですので、金額は高くなる傾向があります。

せっかくエアコンを使わなくてもよい気持ちのよい季節であるのに、塗装の際には窓を閉め切っていなければならないので、その点はむしろデメリットと言えるかもしれません。

外壁塗装を避けるべき2つの環境とは?

結局、結論としてはどの季節でもあまりこだわる必要がないです。

梅雨時ではなくても雨は年中降りますので、相対的に雨で延期される率が少ないというだけですし、夏場は作業するには最悪ですが、塗料の乾きで考えれば適しているといえます。

メリットとデメリットは裏表ですから、あまりに気にしすぎる必要はありません。

そんな事に気を配るのであれば、優良な塗装会社さんかどうかを見極める事にパワーを使った方がよほど良い塗装になると思います。
しかしそれでも明確に塗装が推奨されていない条件が2つあります。

  • 気温5度以下
  • 湿度85%以上

この2点は各メーカーの塗料カタログにも記載されています。

あまりに気温が低い冬の朝晩や、霧が出ているなどの高湿気状態の時は塗料の乾燥が遅くなるため、乾燥期間に何かしらの不具合が起きるリスクが高くなってしまいます。

湿度が高い時期の外壁塗装は注意

湿度が高いと塗料の渇きが悪くなり外壁塗装する際の環境として不適切です。

湿度が85%以上は塗装が推奨されておらず地域によっては85%に到達する時期があるので下記記事で確認してみましょう。

気温が5度未満になる時期は避ける

気温が5℃未満に環境下では外壁塗装に適していません。

該当地域に関しては一部の地域になりますが下記記事では注意すべき地域を解説しているので自分の地域が該当していないか確認してみてください。

まとめ

新築時にどのような塗料が使用されているのかどうかを把握している方は、ほとんどと言ってよいほどいらっしゃいません。

しかも新築の場合はそれ以外に決定しなければならない事項があまりにも多いため、塗料は確認すらしていないという方が多いです。

もし期待耐久年数の短いアクリル塗料が使用されていたりすれば、立地条件によれば築5年くらいでも外壁塗装をした方が良い「適した」時期の可能性もあります。

何かしらのシグナルを見つけたら築年数に関わらず、まずはチェックをするということを面倒くさがらずに行うことが最終的に最適な塗装に繋がると思います。

また、地域の助成金が受給できるかどうか、という点も、塗装をする時期を判断する上でチェックするべきポイントです。
今は助成金の支給を行っている自治体でも、翌年には助成金の支給をとりやめてしまうというケースも決して珍しくありません。

助成金を受けるには条件もありますので是非下記記事で条件に当てはまるかどうか確認してみて下さい。

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